お葬式の時間はどれくらいかかる!?内容別に詳しく解説します。

お葬式 時間,お葬式 時間 どのくらい,お葬式 時間 内容 お葬式の豆知識

お葬式は結婚式のようにあらかじめ日程が決まっているものではありません。

でもお葬式だからこそ、亡くなった人との付き合いの深さや関係によっては参加しなければいけない人もいます。

でも突然の訃報連絡からスケジュールを調整するとなれば、どうしても時間が気になるという人も多いはずです。

そこで今回はお葬式にかかる時間について、式の進行内容と併せてわかりやすく紹介します。

スポンサーリンク

臨終からお葬式までそれぞれにかかる時間の目安

・臨終先から安置先までの移動時間

病院などで最期を迎えた場合、まず医師による死亡宣告が行われます。

その後亡くなる直前まで行われていた治療の処置をし、病衣から浴衣(病院が準備することが多いです)に着せ替えをします。この作業に約1時間かかります。

喪主はその間に葬儀社を決め、臨終先から安置先まで遺体を搬送する専用の車の手配を依頼します。

 

・安置から葬儀の打ち合わせにかかる時間

安置先に到着したら、遺体のドライアイス処置のあと焼香(仏式の場合)をします。

焼香のための道具一式は葬儀社が準備し、セッティングまで担当します。

焼香が終わると、葬儀社の担当者と葬儀内容の打ち合わせを始めます。

火葬場の予約が取れた時点で細かな日程が決まりますので、夜中に安置した場合は翌朝に打ち合わせをすることもあります。

 

ただしこの場合も日程以外の内容についてはある程度打ち合わせをするのが一般的です。

打ち合わせの段階で火葬場の予約がとれたならば、葬儀内容の細かな打ち合わせをすべて行います。

日程以外の打合せでも決めなければいけない内容は多岐にわたりますので、所要時間としては1.5~2時間程度かかります。

 

・納棺式

納棺式では納棺師による死に化粧・旅支度(身支度)がセットで行われることがほとんどです。

立ち合いの希望をしないこともできますが、立ち合いをする場合は約30分程度かかります。

 

・湯灌

亡くなった人の体と髪をお湯で洗い、死に化粧と旅支度(身支度)のあと納棺をします。

立ち合いの希望をしないこともできますが、立ち合いをする場合は約1時間程度かかります。

 

・通夜式

葬儀・告別式の前夜に行います。

18時開式が一般的で、宗教儀式(仏式の場合は読経と焼香)そのものは約30分で終了します。

その後別席に移り通夜ぶるまいをします。

通夜ぶるまい終了の目安は20時~20時30分となるので、通夜式から通夜ぶるまい終了までは2~3時間かかります。

 

・葬儀・告別式

葬儀・告別式は火葬場の予約時間に合わせて時間が設定されます。

正しくは「葬儀式」と「告別式」なのですが、最近は葬儀式の終了後そのままの流れで告別式を行うのが一般的です(小規模な家族葬が主流となっているため)。

そのため葬儀・告別式を合わせて時間を設定しますが、所要時間は概ね50分です。(お葬式の規模によっても変わります)

 

・出棺前のお別れの時間

閉式後式場にて最後のお別れをします。

亡くなった人の愛用品など副葬品を棺に納め、お別れをします。現在では実際に棺にくぎを打つことはほとんどありませんが、形式的(儀式の一環)にくぎ打ちの儀を行うこともあります。

この時間は葬儀社によっても時間設定に違いがありますが、一般的にはその後出棺を控えていますので、10分程度の時間となります。

 

・喪主の挨拶

出棺前にお葬式の参加者に喪主からお礼のあいさつをします。

あいさつの後喪主は霊柩車に乗り込みますので、それまでの時間を合わせて5分と考えます。

 

・出棺

棺を乗せた式場から出発します。

火葬場に行く遺族・親族も車の出発を見送ってから移動します。

火葬場まではマイクロバスを準備していることも多いです。

自家用車の場合はマイクロバスのあとからついていくようにします。

 

・火葬場での炉前供養

火葬場に到着すると、最後に顔を見てお別れをする時間があります。

ただし火葬場ではほかの利用者もいますので、炉前でのお別れまたは読経供養は5分程度になります。

 

・休憩

収骨時間までは休憩室などで待ちます。

利用する火葬場によっても待ち時間は変わりますが概ね90分から2時間です。

 

・収骨

火葬場職員の指示に従い、骨壺に遺骨を納めていきます。

遺骨は全て納めるわけではありませんので、10~15分程度で終了します。

 

・解散

基本的に火葬場で収骨を済ませた時点で各自解散となります。

遺骨は喪主宅または一時遺骨預り所にて納骨まで安置します。

地域によっては収骨後に改めて式場に戻り、初七日法要を行うことがあります。

また収骨後にそのまま墓に納骨をする地域もあります。

地域の風習によって異なるので、気になる場合は葬儀を担当する葬儀社に確認してください。

スポンサーリンク

通夜式とお葬式どちらかしか参加できない場合はどうする?

通夜式とお葬式のどちらかしか参加できない場合、亡くなった人との関係によって判断するのが一般的です。

遺族または親族の場合は、やはり葬儀・告別式に参加するのがマナーです。

もちろんできることであれば通夜式も参加するのが基本です。

でもどうしてもどちらか1日しか参加できないのであれば、やはりお葬式当日に参加するのが良いでしょう。

 

亡くなった人とプライベートなお付き合いがあって参加するのであれば、通夜式に参加するのが一般的です。

通夜式の開始時間も夕方6時頃ですし、式が終わった後も夜8時ごろまでは通夜として遺族や親族が式場に残っています。

 

通夜式から参加するのであれば、開始時間の15分前までには式場に到着し指定の席に座って開式を待ちます。

なおこの場合、途中退席は基本的にできません。

仏式の場合は開式後にお坊さんの読経があり、その後遺族・親族焼香→一般会葬者の焼香となります。

 

閉式後は別室にて通夜ぶるまいが準備されています。

遺族側から通夜ぶるまいに招待された場合は、よほどの事情がない限り参加するのもマナーです。

どうしても事情があって通夜式の開始時間に間に合わないという場合は、通夜式の時間をずらして弔問するとスムーズです。

一般的に通夜式は約30分となりますので、開始時間を確認して時間を調整すると良いでしょう。

 

ただし閉式直後の喪主は、会葬者の対応で忙しくしています。

ですから故人との対面と併せてお悔やみの言葉を直接喪主に伝えたい場合は、忙しい閉式直後も避ける方が良いでしょう。

なお閉式予定時刻の30分前までには聴聞を済ませるようにしましょう。

喪主や遺族は、翌日お葬式の立会いをしなければいけません。

少しでも精神的・肉体的な負担をかけないようにすることも、会葬者としての心構えとなります。

お葬式の途中から参加(または帰る)はできる?

・お葬式の途中から参加することはできる?

この答えはあなたの立場によっても変わります。

一般会葬者として参加するのであれば、告別式の時間に合わせて式場に行けば問題ありませんから、お葬式の途中から参加しても大丈夫です。

ただしあなたが遺族・親族席に座る立場にあるのであれば、よほどの事情がない限り式のスタートから参加するのがマナーです。

 

・お葬式の途中で帰ることはできる?

これもあなたの立場によって変わります。

一般会葬者の場合は、焼香が済めばそのまま帰っても問題はありません。

ただし葬儀式(遺族・親族がメインで参加する宗教儀式)中に一般会葬者が焼香をすることは出来ません。

ですからどうしても短時間しか式場にいることが出来ないのであれば、一般焼香が出来る告別式の時間に合わせる必要はあります。

 

もしもあなたが遺族・親族席に座る立場にあるのであれば、式中に座る席に注意が必要です。

本来であれば葬儀・告別式の後出棺まで立ち会うのがマナーです。

でも事情があってどうしても途中で帰らなければなら煮のであれば、遺族・親族席には座らず一般席に座るようにします。

 

こうすれば途中で退席したとしても目立つことはありませんし、一般会葬者の中には出棺まで立ち会わずに帰る方もいます。

もちろんよほどの事情がない限り参加するのがマナーですから、あらかじめ喪主や遺族には途中で退席することとお詫びの言葉を一言伝えておく必要はあります。

まとめ

今回はざっとではありますが、一般的な流れをもとにお葬式にかかる時間を説明してみました。

忙しい中スケジュールの調整が難しいとは思いますが故人との最後の別れとなるお葬式ですので、縁があるのであれば出来るだけ参加する方が良いでしょう。

ただし途中参加・途中退席をしなければいけないのであれば、喪主や遺族だけでなく周りの方への配慮も忘れないようにしましょう。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました