葬儀は事前見積りが大事!見積りの見方と上手に活用するポイントは!?

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親の年齢が高齢になるほど、ふとした時にお葬式について考えてしまうことってありますよね?

しかもそんな時ほど、普段は意識していないセレモニーホールの「事前相談」という看板やのぼりが目に入ってきたりします。

でも「まだ死んでもいないうちからお葬式の相談をするなんて縁起でもない」と思う人の方が圧倒的に多いです。

でもお葬式の費用が高いということは、テレビ番組などでもよく紹介されているだけに気になってしまうというのが本音ですよね?

でも費用が高いといわれているお葬式だからこそ、気持ちに余裕があるうちにあらかじめ事前見積りを出してもらうことが大切なのです。

そこで今回は葬儀の事前見積りが大事だといわれる理由と見積書の見方、事前相談を上手に利用するポイントについてわかりやすく解説していきます。

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葬儀の事前見積りはあなたの気持ちに余裕がある時にしかできない

葬儀だけにとらわれず、事前見積りをすることは高額な買い物をする時には必ず必要といわれています。

高額な買い物の代表といえば、車の購入がありますよね?

車も新車の場合は、葬儀費用と同じくかなりの高額になります。

でも新車を購入する時には、「そろそろ買い替えの時期かな?」と考え始めた時に見積もりを貰いに行くものですよね?

もしも普段から車を利用しているのであれば、今乗っている車が壊れてしまえばすぐに新しい車が必要になります。

貯金に余裕がある場合なら良いですが、子育て中の家庭や親の介護をしている場合などは出来るだけ安く車を購入したいと思うはずです。

でも車は安ければよいというわけではありません。

安さを重視したばかりに、整備がされていない状態の車だったり事故歴がある車だったなんてこともあります。

そういったトラブルに巻き込まれないためにも、車選びには複数社の見積もりを依頼して比較しながら決めるのが基本です。

実はお葬式でも車の購入と同じことが言えるのです。

同じ内容のお葬式だったとしても、葬儀社によって料金が異なります。

また料金が同じだったとしても、内容が全く違うこともあります。

しかもほとんどの人がお葬式の事前見積りをしていないため、葬儀社選びをするのは「その時が来た時」という人の方が圧倒的に多いです。

これではあなたの家族にとって本当に良いお葬式が出来るかどうかは、運次第です。

「とりあえず紹介してもらった葬儀社にお願いしたら、思った以上に安くてサービスが良かった」ということもありますが、「テレビでよくコマーシャルもしているから頼んでみたら、高い上にサービスが悪かった」ということもよくあります。

葬儀社選びはお葬式の満足度に直結する

「葬儀社選びが大切」ということは、車の例を見てもわかったと思います。

でもお葬式は車のように形が残る物ではありません。

記憶としてあなたの中に残るだけのものです。

つまりあなたの記憶に残る想い出に対して、高額な費用を支払うのです。

ですからあなたが満足できなければ、どれだけ安いお葬式でも絶対に良い記憶は残りません。

では今度はお葬式と同じく思い出に対して高額な費用を支払う「結婚式」を例にしてみましょう。

お葬式と結婚式は、実は非常に良く似ています。

結婚式と呼ばれるものも、セレモニーの内容としては「挙式」と「披露宴」の2つがありますよね?

これと同じようにお葬式にも「葬儀式」と「告別式」があります。

結婚式もかつては親族全員が集まり、さらに新郎新婦の友人・知人のほか新郎新婦の両親や祖父母の友人・知人も呼ばれました。地域によっては近所の人まで呼ぶこともあったようです。

このような結婚式は参列する人の数も多いわけですから、大規模な結婚式といえます。

お葬式も同じです。

家族葬と呼ばれるお葬式のスタイルが出来上がったのは比較的最近のことなので、それまでは親族はもちろん、故人の友人・知人、会社関係、近所に住んでいる人など様々な人が弔問客として参列しました。

そのため一般的なお葬式であっても、今と比べるとかなり規模が大きくなっていました。

でも結婚式もお葬式も、時代とともに考え方が変わってきました。

そのため規模はどんどんん小さくなり、セレモニーに参列する人数も施主側の判断に任されるようになりました。

でもセレモニーの内容は、何も変わりません。

ただ違うのは「呼ばれる人の数が少ない」というだけなのです。

つまり結婚式であってもお葬式であっても、「必ず必要になる物」と「費用をカットできる物」に分かれます。

また対応してくれるスタッフの質も、業者によってそれぞれ違います。

扱っている商品や料理の種類も異なるでしょうし、同じ内容であっても業者によって料金が違うこともあります。

そのため結婚式の場合は式場選びが一番重要ですし、お葬式の場合は葬儀業者選びが重要です。

ただしお葬式の場合は、その時が来てから数日以内に全てのことを決めて行わなければいけません。

そのため悪質な業者に依頼した場合は、あなたの中に最悪な記憶しか残りません。

そうならないためにもお葬式の場合は、事前の業者選びが重要なのです。

葬儀の事前見積りは気持ちに余裕がないと意味がないわけ

結婚式のようにお祝い事に関しては、その準備にかかる手間も楽しみの一つです。

でもお葬式は人の死が関係しますから、その時が来なければ出来るだけ避けたいと思うのが本音です。

でもお葬式の見積もりは、気持ちにゆとりがある時にしておかなければ本当に良い業者選びをすることはできないのです。

また人の死が関係しているだけに、葬儀社の見積りには有効期限はありません。

あくまでも「あなたの希望のお葬式をやるとすればこれぐらいの費用が掛かりますよ」という目安だけです。

でもその目安が分かることが何よりも大事なのです。

「大体これぐらいで出来る」という記憶があなたの頭の片隅に残っているだけで十分なのです。

でもそれが出来るのも、あなたの気持ちに余裕がなければできません。

だからこそ事前見積りは大切なのです。

葬儀の見積書を持ち帰っても「将来お金のことで不安にならないためのお守り」という程度に考えれば、あなたが家族に対して罪悪感を持つ必要もありません。

とにかく「ちょっと気になるようになってきた」という時に見積もりを貰っておくことが、もしもの時にあなたが正しい判断をするためのポイントなのです。

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葬儀の見積もりの見方

多くの葬儀社の場合、セットプランでサービスを提供します。

セットプランとして提案する場合には、セットに含まれている内容をすべて表示する義務があります。

料金を見る前に、セットに含まれている内容に注目します。

次にセット以外で請求されるものを確認してください。

セットプランの中には、変動費用と呼ばれるものは含まれません。

変動費用には参列者への返礼品や印刷物、飲食代などがあります。

これらは実際に葬儀が終わってみなければ金額が確定しませんが、参加する人数によって費用の概算が分かります。

ですから見積り書には提示されていなくても、どのような商品があるのかは必ずチェックしておきましょう。

これによって費用の目安がより詳しくわかるようになります。

葬儀の事前見積りを上手に活用するポイント

火葬料金と宗教者への支払額まで記入した見積書を貰う

お葬式の費用には、葬儀社への支払い以外に「宗教者への支払い」と「火葬料金」が必要です。

この2つは当日現金での支払いが必要なので、最低限この金額だけはすぐに準備する必要があります。

そのため事前見積りを出してもらう時には、宗教者への支払額と火葬料金が記載された見積書を作ってもらいましょう。

これによってお葬式全体にかかる費用が分かるようになります。

 

「会員に入会した方が得」はウソ!?

葬儀社のプラン表を見てみると、必ず「一般価格」と「会員価格」と書かれています。

そのため事前見積りを依頼しに相談に行くと、担当者から「会員に入っていただくと会員価格でご案内できますよ」といって入会するようすすめられます。

でも、これはほとんどがウソだと思って大丈夫です。

会員に入らず飛び込みでお葬式を依頼したとしても、基本的に「会員価格」で案内されます。

なにしろ葬儀社の会員というのは「顧客確保のための営業ツール」でしかありません。

その証拠に私の祖母が亡くなった時、たまたま病院の近くにあった互助会系の葬儀社にお願いしましたが、その際に「今回は特別に会員価格でご案内しますよ」といわれました。

もちろん私の家族も親族も、誰も会員には入っていません。

だから事前見積りの相談の時点で入会しなくても大丈夫です。

プラン表では一般価格と会員価格を並べて表示しているので、会員になった方が得をする感じがします。

でも一般価格と会員価格の2つがあっても、実際に一般価格で葬儀費用を提示されることはまずありません。

ご心配でしたら、何社か見積りをとって会員になっていても困ることはないかもしれませんが、基本的には顧客確保のための営業トークだと思って大丈夫です。

まとめ

事前見積りは良い葬儀社選びをするためだけでなく、あなたのお葬式の費用の相場を知ることが出来ます。

葬儀社の広告で書かれている葬儀費用の例はあくまでも「一般的な相場」であり「あなたが希望するお葬式を実際に行った場合の費用の相場」ではありません。

将来必ず必要になるお葬式の費用ですが、金額の目安が分かればそのことで不安に思うこともありません。

ただしこれが出来るのも、あなたの気持ちに余裕がある時だけです。

「ちょっと気になったな?」と思ったときに立ち寄ってみるのが、事前見積りを貰いに行くタイミングといえますよ。

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