初盆に行く範囲は!?声をかける範囲と行く範囲の目安を解説!

初盆,初盆 行く,初盆 声を掛ける,初盆 行く 範囲,初盆 声を掛ける 範囲 法事・法要

初盆は、お葬式が終わってから初めて迎えるお盆のことです。

一般的なお盆とは違い、冠婚葬祭の一部として考えます。

ですから初盆に行く範囲の目安もありますし、声をかける範囲の目安もあります。

でもここ数年「家族葬」という規模の小さなお葬式が主流になってきています。

そのためお葬式に呼ぶ人も参加する人の範囲も、これまでの考え方とは少し変わってきています。

そこで今回は「初盆に行く人の範囲」についてポイント解説!

初盆に招待する人の範囲や参加する人の範囲、招待状が届いた場合の対応方法なども併せて解説します。

スポンサーリンク

初盆に招待する人・参加する人の目安とは?

初盆はお葬式行事の一部として考えた方がわかりやすいです。

ですから遺族・親族であればお葬式と同じように参加するのがマナーです。

 

初盆はお葬式のあとに行う四十九日法要なと同じように「正式な法要」が行われるのが一般的です。

もちろん仏教式でお葬式をした場合はお坊さんを呼び供養をしてもらうことが多いです。

ただしお坊さんはこの時期大忙しですので、お坊さんが法要に来てくれる時間が初盆法要の時間となります。

 

・お葬式のときに訃報連絡をした人は基本的に招待する

最近は規模の小さなお葬式が増えていますので、お葬式においても訃報連絡をする範囲が狭くなってきています。

ただどのような規模のお葬式であっても直接訃報連絡をするということは「お葬式に招待した」ということになります。

そのため訃報連絡を受けた場合は基本的にお葬式に参加する(参加できない場合はそれなりの対応が求められる)ことになります。

 

初盆においても考え方としては同じです。

法要の日程が決まったら参加してほしい方には直接案内をするのがマナーです。

もしもきちんと案内をしなかった場合の遺族・親族は「改まった初盆の法要はない」または「初盆の法要は行わない」と解釈します。

 

この解釈が家族の意向と同じであればよいのですが、招待する側のあなたが「遺族・親族ならわざわざ声を掛けなくても参加するのが当然」と思っているのであればお互いの捉え方にズレがおこります。

ですから参加してほしいと思っているのであれば、遺族・親族であってもきちんと案内の連絡を入れることは大事ですよ。

 

・生前故人と親しい関係の友人・知人は招待しても問題ない

初盆の法要は、お葬式やその後の法要と同じように考えてよいです。

お葬式だって「家族葬」でいっても家族だけで行うわけではありませんよね?

もちろん遺族・親族は参加しますが、それ以外にも故人の友人・知人が参加することもあります。

 

ただお葬式の場合は、一般弔問客がお別れをする場として告別式が設けられています。

ですから招待していない一般の弔問客がお葬式に参加したとしても、特別な混乱は起こりません。

 

これに対してお葬式後に行う法要においては、プライベートな儀式として位置づけられます。

そのため亡くなった人の友人・知人が参加したいと思っていたとしても、勝手に参加することは基本的にありません。

ですから家族が「○○が喜ぶはずだからぜひとも○○の友人・知人にも初盆に参加してほしい」と考えているのであれば、正式に送る必要があります。

 

参加するかしないかについては受け取る側の判断となりますが、招待されれば参加する人が多いです。

というよりも「喜んで参加させていただきます!」というスタンスの人が多いです。

相手にとっても「友人の初盆に手を合わせたい」という気持ちはあるわけですから、家族側からの招待を喜んだとしても迷惑だと思う人はいないと思いますよ。

スポンサーリンク

初盆の意味を知れば参加する人の範囲の目安も見えてくる

・そもそもどうしてお盆行事があるのか?

親戚付き合いの代表と言えば盆・正月行事ですよね?

この2つは普段お付き合いが出来ない遠方の親族へのあいさつ回りもしますし、お盆のように供養としての行事がある場合は参加するのが基本です。

お正月の場合は新年の挨拶がメインになりますが、お盆の場合はお坊さんを頼み読経供養をしてもらうのが一般的です。

ではどうしてお盆にはお坊さんを呼ぶのでしょうか?

 

確かに仏教にも盆行事があります。

仏教では「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、死者の霊を慰めるための行事としています。

そのため盂蘭盆会では死者の霊を慰めるための供物と読経・焼香がセットになっています。

ちなみに仏教で盆行事が行われるようになったのは、お釈迦様の弟子であった「目連」という人の話が由来にあります。

 

目連は天眼で人の世界以外も見ることが出来る仏教的な超能力を持っていました。

ある日目連は、亡くなった母親が無事に天界へと生まれ変わっているか確かめるために天眼で天界を見てみることにしました。

するとそこには母親がいません。

 

どこに行ったかと天眼を使って探し回ってみると、なんと母親は餓鬼界へと落ち逆さ吊りの刑を受けて苦しんでいました。

目連は急いで供物を供え母親を救おうとしますが、供えた供物はすぐに燃えてしまいます。

困った目連はお釈迦様に相談します。

 

目連の相談をきいたお釈迦様は、目連の母親を餓鬼界から救う秘法を伝授します。

その秘法を目連が使うと、母親は喜びの踊りを舞いながら餓鬼界から昇天しました。

そして目連が秘法を使い母親を餓鬼界から救った日が、現在のお盆行事の日である7月15日といわれています。

そこから仏教では7月15日を含む数日間に盂蘭盆会を行うようになったわけです。

 

・初盆と盆との違いは?

初盆も一般的な盆行事と同じく、供物を供えお坊さんに頼んで読経供養と焼香をして亡くなった人の霊を慰めます。

ただ初盆は亡くなった人が初めて体験するお盆です。

初盆を行う側の家族にとっても初盆は初めてのことですが、そこに迎えられる死者にとっても初盆は初体験です。

 

ですから初めてでも迷わず家に戻ってくることが出来るように、玄関先には白い提灯を掲げておきます。

さらに初めてのお盆ですので通常のお盆よりも盛大に行います。

また初盆は一連のお葬式行事の一部と考えられますので参加する人も遺族・親族だけでなく、時には近所の人や故人の友人や知人も参加します。

初盆に招待された場合どう対応する?

正式な法要を兼ねて初盆を行う場合は、喪主より案内状が届くのが一般的です。

案内状には法要の日時・場所のほかに出欠確認のための返信用はがきがついています。

出席をする・しないはあなたの判断で問題ありませんが、記述された締め切り日までに返信をするようにしてください。

なお案内状が届かない場合は、改まった初盆の法要は行わない(または家族のみで行う)と解釈します。

 

・招待されたけれど出席できない場合

招待場が届いたものの欠席する場合は、返信用はがきを使って欠席の意思を伝えてください。

招待状で出欠確認をするのは、参加者に対するおもてなしの準備のためでもあります。

基本的には自宅で行うものなのですが、最近は様々な事情から法要が出来る飲食店や法要専門のホールなどを使って行うことも増えています。

 

もちろん部屋の大きさなどは参加する人数によっても変わります。

10名前後の小さな法要であれば、最大15名収容可能な部屋(式場)を手配しますが、人数が多い場合は参加者に迷惑が掛からないように十分な広さのある場所を確保する必要があります。

 

さらに法要後に参加者へ料理をふるまうことも一般的です。料理の注文は事前予約制ですし、「参加者に対して失礼のないようにおもてなしをする」ということは法要を取り仕切る喪主のマナーでもあります。

だから案内状が届いたけれど欠席をするのであれば、少しでも早めに返答するようにしてくださいね。

まとめ

初盆もお葬式後に行われる様々な法要の一つと考えます。

ただしお葬式のように一般客の弔問を受け付ける場や時間が設けられていませんので、招待されない限り参加しないのが一般的な解釈です。

ですから招待する側の喪主は、参加してほしい人に対して案内状などできちんと招待をすることが大事です。

また招待された人は、よほどの事情がない限り参加するのがマナーとなります。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました