初盆に参加する時のマナーや挨拶の仕方を例文を交えて解説します!

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初盆法要に参加する場合、どのタイミングでどのような言葉を喪主や遺族にかけてよいか悩むと思います。

確かにお葬式や四十九日法要と同じようにフォーマルな場になりますが、すでに四十九日法要が終わり故人を偲ぶことがメインとなるので「ご愁傷さまです」という挨拶は適当ではありません。

でもどんな挨拶をすれば相手に失礼にならず、あなた自身の気持ちを伝えることが出来るのでしょう?

今回は「参加者目線」で初盆法要の挨拶のポイントと挨拶文例を紹介します。

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初盆法要に参加する時のマナーについて

初盆法要はお葬式が終わった後に行われる追善供養の1つです。

ただし忌明けとされる四十九日法要の後に行われるものですから、「悲しみを共有する場」というよりも「故人を偲ぶ場」として参加することになります。

 

ただしあくまでもブラックフォーマル(正式な弔事行事)ですから、参加する側としての心得も必要です。

もちろん挨拶もその一つに入りますが、それ以外にも気を付けなければならないことがあります。

 

・服装はブラックフォーマルにふさわしい服装で!

あくまでも初盆法要はブラックフォーマルです。

フォーマルとつくからには正装で参加することが求められます。

ブラックフォーマルの正装は「喪服」です。ですから参加者は喪服着用が基本となります。

 

・どんなに暑くてもジャケット着用が基本

初盆は地域によっても異なりますが7月または8月の中旬に行われます。

暑さが厳しい時期ですので、少しでも涼しい格好をしたいというのが本音ではあるはずです。

でも正装で参加が基本ですので、暑くてもジャケットは必ず持参してください。

 

・夏でも長袖シャツが基本

「ジャケットを羽織るのであれば半袖シャツでも問題がないのでは?」と思うかもしれません。

でもこれはNGです。

最近では半袖シャツを着用している人も見られるようになりましたが、これは正しいマナーとは言えません。

 

特にしきたりに厳しい家庭や地域では、「喪服を着なければいけないのに半袖のシャツを着るなんて!」と周囲に不快な想いをさせてしまうこともあります。

なぜなら「肌の露出を避ける」ということがブラックフォーマルの基本だからです。

ですから初盆法要に招待され参加するのであれば、暑くても長袖シャツにジャケット着用がマナーだということを理解しておいてください。

 

・ヘアスタイルもフォーマルシーンに適したスタイルで!

暑さが厳しい時期に行われる初盆法要ですので、髪が長い人であれば当然暑さ対策として髪をまとめるはずです。

でもこの時にも注意が必要です。

喪服を着る場合は、髪をまとめる位置が耳の位置よりも下でなければいけません。

耳よりも高い位置で髪をまとめると華やかな印象になってしまいますので、ブラックフォーマルのヘアスタイルとしてはNGなのです。

 

また髪が長い場合はボリュームを抑えることも大事なポイントです。

最近は男性でもファッションとしてセミロングやロングヘアの人もいますが、この場合も髪を結ぶことが出来るのであれば黒いゴムで結ぶのがマナーです。

そのうえでボリュームが出ないようにヘアスタイリング剤などでボリュームを抑えます。

 

女性の場合はシンプルなまとめ髪にするのがポイントです。

ハーフアップや夜会巻きは華やかな印象になるのでNGです。

 

・暑い時期だからこそ清潔感を大事にして!

初盆法要は暑さ対策が大切です。汗をかくことは体温を下げる自然な体の反応です。

でも汗をかくとどうしても汗臭さが気になります。

ですから制汗スプレーや消臭スプレーなども必要であれば持参しておくと良いです。

 

当然ですがハンカチは必需品です。

汗をかきやすいタイプの人は、替え用として2枚準備しておくと良いですよ。

 

・姿勢は正しく!

挨拶の言葉をかけるにしても、正しい姿勢を意識しなければ相手に対して失礼になります。

喪主や遺族の心はまだ悲しみの中にあります。

その悲しみに寄り添う気持ちを表す一つが姿勢です。

 

正しい姿勢から始まるお辞儀は、相手に対して深い敬意が伝わります。

ですから挨拶の言葉を意識するのも大切なことですが、相手に対する敬意を表現するためにも正しい姿勢を意識するようにしましょう。

 

・挨拶の前にはお辞儀が基本

喪主や遺族に声をかける前には、必ずお辞儀から始めます。

これは親しい関係にあったとしても当然の礼儀です。

 

まず相手と目が合ったら、その場で立ち止まり軽く会釈をして近づきます。

話が出来る位置まで近づいたら、挨拶の言葉を述べる前に改めてお辞儀をします。

この後に言葉をかけ、またその場を去るときには軽くお辞儀をします。

これが挨拶の基本となります。

初盆法要での参加者としての挨拶例文

・「本日は初盆のご供養にお招きいただき、ありがとうございます」

初盆法要の会場に着いたときに最初に行う挨拶の定番です。

立場や年齢に関係なく使うことが出来る定型の挨拶文ですので、覚えておくと便利です。

 

・「皆様とご一緒にご供養させていただきます。よろしくお願いいたします」

このような挨拶がさらりとできるようになると、かなり印象としては良いですね。

特に故人と直接血縁関係のある配偶者の妻の挨拶としては、相当評価が高くなりますよ。

 

・「初盆のご供養に参りました。ご一緒にご供養させていただいてもよろしいでしょうか?」

遺族・親族ではなく友人または恩師の初盆法要に参加する場合は、案内状が届いたとしてもこれくらいの謙虚な気持ちで参加する方が印象としては良いです。

特にあなたのことを知らない親族が見た時には、「礼儀をわきまえた人だ」と評価してもらえます。

 

・「お線香をあげさせていただきにまいりました。本日はよろしくお願いします」

親しい付き合いであれば、この程度でも十分です。

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初盆法要の会食や帰る時の挨拶は!?

会食がある場合、食事・歓談の時間になると喪主や遺族が参加者のところに足を運び挨拶に回ります。

その時には堅苦しい挨拶よりも、喪主や遺族の気持ちが少しでも安らぐ言葉で声掛けをするのが望ましいです。

 

また解散となり会場を後にする時にも、喪主や遺族が出口で見送りに立ちます。

その時に声もかけずに帰ってしまうのはやはり失礼です。

ただしこの時にはすでに喪主や遺族も「もう少しで無事に終わる」というのが本音ですので、あまり長く声をかけず相手の負担にならないように手短に挨拶をするのがポイントです。

 

・「本日はお参りさせていただきありがとうございます」

会食の席でも式場を出る時にも使うことが出来る定番の挨拶です。

会食の席ではこの挨拶の後に故人とのエピソードを2~3分程度加えると、喪主や遺族の悲しみも少しは癒されることでしょう。

 

・「寂しくなられましたでしょうが、どうぞご自愛ください」

「ご自愛」には「あなた自身も体に気を付けてくださいね」という意味があります。

喪主や遺族の現在の心情を察しつつ相手のことを思いやる良い挨拶です。

 

・「お忙しいところご丁寧にありがとうございます」

会食の席などで喪主や遺族から声を掛けられ返す言葉に困ったときには、この挨拶を使うと便利です。

 

・「最後までご丁寧にありがとうございます。失礼いたします」

お見送りをしてくれた喪主や遺族には、この一言を伝えて深くお辞儀をすると良いですよ。

まとめ

初盆法要はフォーマルな席ですから、参加する側としてもやはりマナーある挨拶が必要です。

この時期の喪主や遺族は、忌明けとなったとはいえまだまだ悲しみが心に深くあります。

その気持ちに寄り添いつつ、礼を尽くして挨拶をするということが参加する側としての大事なポイントです。

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