お葬式に着ていくコートってユニクロでも大丈夫!?レディース編!

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冬のお葬式では、防寒用としてコートは必需品です。

でもお葬式の服装にはいろいろなルールがあります。

もちろんコートもお葬式に行くときに着るのであればマナーがあります。

 

ただコートというと意外と値が張るものですよね?

それでなくてもお葬式に参加するためには香典を準備するなどお金がかかります。

ですから「できれば手持ちのコートや普段着としても使いまわしが出来るコートであればいいと思う気持ちもわかります。

 

では手頃な値段の商品が多いユニクロのレディース用コートは、お葬式に着るコートとしてはどうなのでしょうか?

今回は「比較的手ごろな値段が魅力のユニクロのレディース用コートがお葬式でOKなのか」という疑問に対してわかりやすく解説!

ユニクロのコートでもマナー違反とならない範囲やコート選びのポイント、ユニクロのコートを着る時の注意点について分かりやすく解説します。

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お葬式に着ていくコートはユニクロでも大丈夫!?

お葬式のドレスコードは「フォーマルであること」です。

そのため男性・女性問わず社会人であれば喪服を着る必要がありますし、小物においても細かなルールがあります。

もちろんこれはコートにおいても同じことが言えます。

 

ただ問題は「ユニクロのコートがフォーマルといえるのか」です。

ユニクロの商品のメインは「カジュアル系」です。

シンプルなデザインを低価格・高品質で提供するのがユニクロのコンセプトですので、「シンプルな服装」という点においては問題ありません。

ただし「カジュアル」という点がユニクロのコートでは問題になります。

 

・喪服とコートのバランスが合っていることが大事

喪服には3つのランクがあり、参加する人の立場によってつける喪服の目安があります。

例えば喪主や遺族・三親等内の親族の場合は「正喪服」を身に着けるのが一般的です。

 

正喪服は3つのランクの中で最も格上とされていて、素材はもちろんですがデザインも外の喪服と比べると一目で違いが分かるようになっています。

この場合はどんなにフォーマルなスタイルであってもユニクロのコートとの相性は最悪です。

そのため正喪服を着るのであれば、喪服の素材やデザインにあったコートを選ぶ必要があります。

 

正喪服の下にランクされるのが準喪服です。

最近では家族葬が増えていることから、本来であれば正喪服を着る立場の人も準喪服で対応しているケースがほとんどです。

また一般弔問客の正式な喪服も「準喪服」となっているので、「喪服=準喪服」と言えます。

 

準喪服には様々なデザインのものがあり、素材の種類もいろいろあります。

ただ遺族・親族としてお葬式に参加する時には、準喪服の中でも格の高い喪服を選ぶのがマナーです。

そのためユニクロのコートと合わせた時にバランスが悪いと感じることもあります。

 

ちなみに一般弔問客の場合は、遺族や親族ほど服装のルールは厳しくありません。

許容範囲もかなり広いので、フォーマル系のスタイルであればユニクロのコートであっても問題ありません。

つまり「ユニクロのコートがダメ」ということではなく、「喪服とのバランスがあっていなければNG」ということなのです。

 

・お葬式では「黒いコート」というだけではダメ

お葬式で身に着ける服装は確かに「黒い色」という点が共通しています。

でも黒い色であればなんでも良いというわけではありません。

 

たとえば喪服を例に挙げます。喪服には3つのランクがあるといいましたが、最も下のランクに当たるのが「略喪服」です。

略喪服は「平服」と同じ扱いになります。

そのためリクルートスーツやビジネススーツがこれに当たります。

 

リクルートスーツやビジネススーツにも黒い色のものはありますが、これを準喪服の代わりとすることはできません。

ただしあらかじめ「平服でお越しください」と施主側からドレスコードの指定があった場合は、略喪服を着ていかないとマナー違反になります。

このようにお葬式の服装では「黒い色を使っている」というだけではマナー違反となることもあります。

 

ちなみにコートの場合は「毛皮のコート」がマナー違反になります。

全身毛皮のコートはさすがに持っている人の方が少ないのであまり問題にはなりませんが、コートの襟や袖にファーが付いているデザインは意外と多いです。

でもこれはNGになります。

 

毛皮(ファー)は「殺生」をイメージさせます。

そのためお葬式で身に着ける服装としてはマナー違反になります。

 

ただユニクロのコートの場合、ファーがポイント遣いされているデザインって意外とありますよね?

特にフォーマルっぽいデザインの場合にはよく見かけます。

しかもファーの部分が取り外せないタイプがほとんどです。

もしもファーの部分が取り外しできるのであれば問題はありませんが、取り外しができない場合はお葬式につけていくことはできません。

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お葬式用としてユニクロコートでもOKなデザインは!?

・オーバーコート

体全体を包み込むようなデザインのコートです。

カジュアル系のファッションにも合わせやすいということで、ユニクロでもこのタイプのコートはあります。

カジュアルの場合は体のサイズよりもワンサイズ大きなものを選びゆったりと着るのがオーバーコートの着こなしポイントなのですが、お葬式ではこの着方をするとNGです。

 

オーバーコートを選ぶときは、必ず体のサイズに合ったものを選んでください。

またコートの長さもヒップが完全に隠れる程度の長さは必要です。

この2つのポイントが抑えられていれば、ユニクロのコートでも問題なしです。

 

・チェスターコート

装飾がないシンプルなデザインが特徴なのがチェスターコートです。

ドレッシーな印象のコートなのですが、カジュアル系のファッションと合わせてもオシャレに見えることから、ここ数年人気があるデザインです。

ただチェスターコートはもともとシンプルなデザインなので、このタイプであればユニクロのコートでもOKですよ。

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お葬式に着ていくコートがユニクロしかない場合の対策法

NGとなりそうなユニクロのコートしかどうしても準備が出来ない場合もあります。

この場合は、お葬式の現場スタッフでもある私がおすすめする対策法を試してみてください。

 

・式場の50メートル手前でコートは脱ぐ

式場にマナー違反のコートを着ていくことはNGですが、式場に入る前に脱いでしまえば全く問題ありません。

ただし式場周辺には葬儀関係者も多く、またほかの参列者もいます。

ですから式場の50メートル手前からコートを脱いでおけば、葬儀関係者やほかの参列者にコートを見られずに済みます。

 

・コートは内側を表にして折りたたむ

脱いだコートをそのまま手にかけて持ち歩いてしまうと、結局着ているのと同じになってしまいます。

そもそもマナー違反といわれる部分はコートの表面に問題があるはずですから、表面を隠すことが大事なポイントです。

 

そのため式場の50メートル手前でコートを脱いだら、コートの内側を表にして折りたたみ手に持って移動します。

こうすればマナー違反といわれる部分をきちんと隠すこともできますし、預けた場合でも汚れがコートの表につくことを防ぐことが出来ます。

 

・受付の前にクロークにコートを預ける

冬のお葬式ではコートを着てくる人のために、コートを預かるクロークが設置されていることがあります。

もしもクロークがあるのであれば、受付を済ませる前にコートを預けてしまえばマナー違反といわれるコートを着ていても問題ありません。

 

またクロークがない場合は、お葬式ホールの事務所に事情を説明してコートを預けるという方法もあります。

ホールの事務所では貴重品の預かりは出来ませんが、コート程度であれば快く引き受けてくれますよ。

お葬式に着ていくコートまとめ

「ユニクロの服だとお葬式には着ていけない」というわけではありません。

ただしユニクロはカジュアル系の服がメインになっているので、ユニクロのコートを着てお葬式に行くのであれば「フォーマルに見えるか?」「喪服とのバランスが合っているか?」がポイントになります。

 

特にコートに装飾用のボタンが付いている場合は、「オシャレ着」と判断されます。

この場合はコートのデザインや素材とは関係なくNGになりますので、十分に注意してくださいね!

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