お葬式の服装で女性のストッキング選びのマナーやポイント注意点は!?

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お葬式ではパンプスまたはヒールを履くのが基本です。

そうなると靴下ではなく、ストッキングをはく必要がありますよね?

でもお葬式のストッキングにも、ちゃんとしたマナーがあることを知っていますか?

そこで今回はあまり知られていない「お葬式でのストッキングのマナー」について葬儀社スタッフが分かりやすく解説!

喪服のスタイル別ストッキングの選び方やポイント、注意点についてもわかりやすく紹介します。

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お葬式の服装で女性のストッキングは黒が基本

お葬式の服装では「肌の露出は控える」が大前提です。

ですから足元がきちんとカバーできるストッキングをはきます。

 

一般的なストッキングというと「肌色」が多いですが、お葬式の場合は「黒色」を使うのが基本です。

「肌色でも問題はない」という考え方もありますが、式場に足を運ぶ一般弔問客のほとんどが黒色のストッキングをはいています。

ですから遺族であるあなたが肌色のストッキングをはいていれば、間違いなく式場内で目立ちます。

 

・シーズンによってストッキングの厚さを調整する

ストッキングは足にピッタリと張り付くようにして履くものですので、季節によっては「暑い」と感じることもあります。

また透け感を出すために厚みが薄いですので冬は「寒い」と感じます。

寒さを感じる場合は対処法があります。

それが「ストッキングの厚みを調整する」です。

 

ストッキングはいろいろなタイプのものがありますが、厚みにも種類があります。

暑さが気になる夏のお葬式では、出来るだけ薄いストッキングを選ぶと涼しく過ごせます。

逆に冬は、やや厚めのストッキングを選ぶと防寒対策にもなります。

 

ただし厚みによってストッキングの色の濃さ(見え方)が変わります。

厚みの薄いストッキングは黒が薄く見えますし、厚みの濃いストッキングは黒が濃く見えます。

そのため喪服とのバランスも考えることが大事なポイントです。

お葬式の服装で女性のストッキングの長さはデザインに合わせて選ぶのがポイント

ストッキングには長さのバリエーションもあります。

ただしお葬式では「肌を見せない」という大前提があります。

ですからストッキングの長さを選ぶときも「喪服のデザイン」に合わせて選ぶのがポイントです。

 

・オールマイティな長さ【パンティストッキング】

パンティストッキングは、名前から見てもわかるようにつま先から腰まですべて包み込むようにして履くタイプのストッキングです。

最近は「引き締め効果があるパンティストッキング」などもありますよね?

このタイプのパンティストッキングだと、ワンピースタイプの喪服でも足が細く見える効果があります。

 

また遺族・親族の場合は儀式が行われている最中はじっと椅子に座り続けていなければいけません。

またお手伝い係をお願された場合は、式中は常に立ちっぱなしです。

そのためむくみが出て式が終わる頃には靴が窮屈に感じることもよくあります。

 

そのためむくみ防止として「引き締め効果のあるパンティストッキング」を選ぶ人もいます。

ちなみに現場で誘導員として配置される葬儀スタッフも長時間断ちっぱなしになるので、むくみ防止の為に引き締め効果のあるストッキングを使っている人が多いです。

 

・オーバーニーストッキング(膝上丈)

オーバーニーストッキングは、夏におすすめです。

ワンピースタイプの場合、スカートの丈は膝よりも下の位置にあります。

ですからオーバーニーストッキングであれば見える部分はしっかりとカバーしつつ、腰回りの締め付けは避けることが出来ます。

 

ただし「膝がぎりぎり隠れる程度のスカート丈」の場合、オーバーニーストッキングはお勧めしません。

なぜなら「椅子に座った時に素肌が見えてしまうから」です。

椅子に座るとどうしてもスカートのすそ位置が上がります。

ですから立った状態ではしっかりと隠れていても、座ると裾が上がってしまい隠れていない肌の部分が見えてしまうのです。

 

実際の現場でもこの状態の親族をよく見かけます。

本人は気が付かないことが多いのですが、意外と式場では目立ちます。

このような場合は、手持ちのハンカチなどで膝のあたりを隠します。

応急処置ではありますが、ストッキングをはき替える時間がないときなどは現場スタッフもこの方法で対応します。

 

・ショートストッキング

ひざ下までがしっかりとカバーできるストッキングです。

正喪服でスカートがくるぶし丈の場合やパンツスタイルの場合におすすめです。

 

・ロークルーストッキング

靴下のような長さのストッキングです。

ストッキングがくるぶしの上あたりまでとなるので、足を締め付けられるのが苦手な人にはおすすめです。

ただしこの場合は「パンツスタイルの喪服」にしか使えません。

しかもパンツの裾が比較的長い場合でないと、ストッキングと肌の境目がはっきりと見えてしまいます。

 

ただしスカートで同じ状況になるよりも目立つことはありません。

「締め付けが苦手」という場合はスカートではなくパンツスタイルの喪服を選び、ロークルーストッキングを合わせると長時間のお葬式でも窮屈さを感じません。

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お葬式の服装で女性がストッキングを選ぶときの注意点

・フットカバーはパンツスタイルでもNG

フットカバーは、パンプスで肌にあたる部分のみを隠してくれる便利なアイテムです。

「ストッキングだと締め付け感があって苦手」「ムレが気になる」という時には便利なアイテムですが、これだとたとえパンツスタイルであっても肌の一部が見えてしまいます。

 

ただし冬場の寒さ対策として使うのはお勧めできます。

基本的に最近のお葬式は椅子席で行いますので、靴を脱がないタイプになっています。

ですからストッキングの上からフットカバーをつけていても、見た目には履いていることがバレません。

 

・タイツはお葬式ではNG

タイツは冬の防寒アイテムとして便利なアイテムですが、お葬式ではNGです。

あくまでもタイツはストッキングの種類の中では「オシャレアイテム」に分類されます。

ですからブラックのタイツであってもお葬式ではマナー違反になります。

 

ちなみに妊婦さんは例外です。

妊婦さんがお葬式に出席するときは「体を冷やさないこと」「母体に影響が出ない範囲でお葬式に参加すること」が最優先されます。

ですから妊婦さんが防寒の為にタイツを履くのはマナー違反とはみなしません。

 

・予備は必ず持参すること

お葬式の現場で意外と多いのが「気づかないうちに伝線してしまった」というケースです。

そのためお葬式専門のホールなどでは予備のストッキングを販売していることもありますが、必ずしも準備されているということはありません。

ですからお葬式の時には最低でも予備として1~2組は持参するようにしてください。

特に喪主や遺族の場合、どんなに近くにコンビニがあったとしても買いに出かける時間はありません。

 

そんな時に限ってストッキングは伝線してしまうので、すぐ履き替えられるように予備は持参しておくのがおすすめです。

特に喪主の挨拶はお葬式の締めとなる大事な場面ですので、こうした時に喪主のストッキングが伝線していると本人も立ち会っている会葬者も気になってしまいます。

このような事態を避けるためにも、ストッキングの予備はすぐに取り出せるようにバッグの中に必ず入れておくようにしてくださいね。

まとめ

「お葬式の服装ではストッキング選びまで気を付けないといけないの?」と思うかもしれません。

でもお葬式の服装はシンプルで上品な印象になるように選ぶことがポイントです。

またオシャレをする場ではないので、必要最低限の小物しか使うことが出来ません。

 

だからこそストッキングであっても手を抜いてはダメなのです。

特に喪主や遺族の場合は喪服とストッキングのバランスをきちんと合わせるだけでなく、長時間に及ぶお葬式でも体に負担の少ないストッキングを選ぶこともポイントですよ。

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