お葬式の服装で女性がバッグを選ぶ時のポイントや注意点は!?

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お葬式の服装にはマナーがあります。

もちろん服装については皆さんもよくご存じだと思いますが、小物にもマナーがあることはご存知でしょうか?

特に女性の場合によくありがちなマナー違反が「バッグ」です。

服装に問題がなくてもバッグがマナー違反だと、周りからの反応もあまりよくありません。

特に喪主や遺族・親族の場合は、いらっしゃったお客様に対して失礼な態度をとることと同じになってしまいます。

そこで今回はよく間違えがちなお葬式のバッグの基本について葬儀社スタッフが分かりやすく解説!

バッグ選びのポイントや注意点、さらにお葬式でも代用できるバッグについても詳しく紹介します。

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お葬式での女性のバッグ選びの基本!

・お葬式のバッグのサイズは「小型」または「中型」

お葬式のバッグは、あくまでも「小物」として考えるのがポイントです。

お葬式は1日がかりですからどうしても荷物が多くなってしまいがちです。

でも常に持ち歩いているものなので、遺族や親族であれば当然目につきます。

 

そもそもお葬式のバッグは、必要最低限の持ち物が収まればよいのです。

ですから基本のサイズは「小型」になります。

もちろん人によっては「どんなに持ち物を限定しても小型では物が入りきらない」というケースもあるでしょう。

このような場合は「中型サイズ」であれば許容範囲として認められます。

 

ただしA4サイズの書類などが入る程度の大型サイズは、お葬式のバッグとしては認められません。

ですからバッグを選ぶときには「小型」または「中型」のものを選ぶようにしましょう。

 

・お葬式のバッグは「布製」が最も無難

お葬式では「光沢があるもの」は原則NGです。

そのため一般的なお葬式用のバッグの素材は布製になっています。

布製であれば式場でスポットライトが当たったとしてもバッグが光を反射することがありません。

ですからバッグ売り場で「どの素材のバッグを選べばよいのかしら?」と迷ったら、とりあえず布製のハンドバッグを選べば問題ないでしょう。

 

・お葬式のバッグは「革製」でも一応OK

お葬式は頻繁に参加するものではありません。

ですから小物であるバッグも1年ごとに買い替えるということはまずありません。

それでも「バッグを持たない」というわけにはいきませんから、出来るだけ丈夫なバッグを選びたいというのが本音ですよね?

 

確かに布製のバッグであれば葬式用としてパーフェクトです。

光沢もありませんし、喪服とのバランスも合います。

ただし布製なので、ほつれが出来てしまったり汚れが付きやすいという難点があります。

そのためお葬式では「革製のバッグ」も一応許容範囲です。

ただし革製のバッグを選ぶときには「光沢がないこと」「黒い革製品であること」がポイントです。

 

革製のバッグでは「ツヤ出しタイプ」と「ツヤ消しタイプ」があります。

つや出しタイプの場合、見た目は美しいのですが光沢があるのでお葬式用としては使うことが出来ません。

つや消しタイプの場合は光沢がないので、革製品であっても十分使うことが出来ます。

もちろんお葬式に使う小物のバッグですから、必ず「黒い革製バッグ」を選んでください。

まちがっても茶色の革製バッグはダメですよ!

 

・お葬式のバッグに入れる持ち物

お葬式のバッグは小型が最もおすすめです。

問題は「小型のバッグにどれだけの持ち物が入るのか」です。

喪主や遺族・親族の持ち物は、「香典(袱紗に納めておくこと)」「数珠」「財布」「ハンカチ」「携帯電話(スマホ)」です。

 

お財布が大きくて入らない場合は、「バッグに入る大きさの財布に入れ替えて置く」または「必要最低限のお金が入る小さめの財布をバッグに入れ、普段使っている財布はサブバッグに入れておく」で対応します。

もちろんストッキングの予備や化粧道具なども手元に置いておきたいとは思いますが、必ずしもお葬式場で必要になるものとは言えませんよね?

この場合はサブバッグに入れて持ち歩くのがおすすめです。

 

・荷物が多い時にはサブバッグを使う

お葬式の間には、様々な資料や葬儀場のパンフレットなどの書類も持ち物に加わりますよね?

でもさすがにこのような書類は小型・中型のハンドバッグに入れることが出来ません。

また親族の場合、接客係を頼まれることもあります。

この場合は揉服が汚れないようにエプロンを持参するのもマナーの一つです。

こうした荷物をまとめて持ち歩くのに便利なのが「サブバッグ」です。

 

もちろんサブバッグも黒いものを使う必要がありますが、ハンドバッグほど制約はありません。

ですから多少の装飾(「ふちにフリルが付いている」など)があってもマナー違反ではありません。

でもビーズやスパンコールなど光る素材を使った装飾が使われている場合は、お葬式用のサブバッグとしてはNGです。

また内側に派手な色の素材が使われている場合もNGです。

あくまでもお葬式で使うものですので、サブバッグであっても「光沢がある」「華美な装飾がある」「デザインが奇抜(または個性的)」なものは避けるようにしましょう。

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お葬式の女性用バッグを選ぶ時のポイントと注意点

・底が平らになっているものがおすすめ

バッグは常に持ち歩くものですが、焼香をする時や弔問客に謝辞を述べる時などは椅子や手荷物台に置く必要があります。

そのためバッグの底が平らになっているものを選ぶと、どんな場所でもバッグを汚すことなく置くことが出来ます。

ちなみにサブバッグは「クロークに預ける」「専用の控室に置いておく」などが出来るので、底の部分が平らでなくても問題はありません。

 

・外側に金具がついているものはNG

一般的なバッグだと、留め具の部分が外側についています。

でも外側に金具がついているバッグは「光沢があるバッグ」となるのでお葬式ではNGです。

ですからバッグ選びをする時にも、表面に金具が使われていないものを選ぶのがポイントになります。

これはハンドバッグであってもクラッチバッグであっても同じです。

女性のお葬式用以外でも代用できるバッグ

・子供の卒園式・卒業式の際に使った慶弔用バッグならOK

子どもの卒園式・卒業式の場合、保護者は出来るだけ目立たないようにするのがマナーですよね?

そのため卒園式・卒業式用に購入したバッグには外側に金具がついていないものや布製のものが多く、色も黒いバッグがほとんどです。

この時使ったバッグは20~30代であれば慶弔用としても十分に使うことが出来ます

最近子供の卒園式・卒業式があったのであれば、まずはクローゼットの中を確認してみてくださいね。

 

・和装用フォーマルバッグもOK

50代以上になると、和装用のフォーマルバッグもお葬式用のバッグの代用に使うことが出来ます。

特に50代以上になると準喪服ではなく格式の高い正喪服を着る方が増えてきます。

正喪服の素材は上質なものが多いですので、和装のフォーマルバッグとの相性もとても良いです。

表面に金具など光る素材が付いていないのであれば、和装用のフォーマルバッグの方が一般的なお葬式用のハンドバッグよりも正喪服との相性が良いです。

まとめ

「たかがバッグ」と思いがちですが、お葬式の場合は小物であるバッグにも細かなルールがあります。

こうしたルールをきちんと守ることは、参加者としてのマナーでもありますし周りの方々への配慮でもあります。

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