お葬式用のフォーマルバッグを新しく買おうと思って近くのショッピングセンターやデパートに行ってみると、その値段の高さにビックリしてしまいますよね?
もちろんお葬式用のフォーマルバッグにもランクらあるので、素材が良いもので日本製だと数万円するものもあります。
さすがにお葬式以外に使うことがないフォーマルバッグに数万円をかけるのはちょっとって感じですよね。
そんな時にふと思い浮かべるお店の1つに「しまむら」がありませんか?
しまむらといえばプチプラの王ですから、フォーマルバッグであっても予算の範囲内で収まるはずです。
でも気になるのは「しまむらのバッグでも大丈夫かな?」ということですよね?
そこで今回はフォーマルバッグの基本を解説しながら、あなたが今一番不安に思っている「しまむらのバッグだと恥をかくかも!?」という疑問にお答えします。
お葬式のフォーマルバックを選ぶ時のポイントは!?
しまむらといえば、入学式や卒業式などに着るフォーマルスーツもプチプラで手に入る家計にやさしいファッションショップです。
服だけでなくバッグやシューズなども扱っているので、お葬式のように準備に時間をかけられない時は「一か所で全てのものが揃えられる」というところも魅力です。
もちろんしまもむらでもお葬式に使うことが出来るフォーマルバッグはあります。
ただフォーマルバッグはお葬式以外に使うということはなかなかありません。
家計を預かる主婦であれば「お葬式以外でも使いまわすことが出来るバッグが欲しい」と思うはずです。
でもお葬式ではバッグにもマナーがあります。
ですからしまむらの商品であっても「値段」ではなく「お葬式のマナーの範囲内」であることが大事です。
・お葬式のバッグに関する3つの基本ルールその①
お葬式のバッグには光沢があるものを使ってはいけません。
そのためフォーマルバッグの定番は革製品ではなく布製品です。
布製品といってもフォーマルバッグの場合は形がしっかりとしているのが特徴です。
ですからテーブルなどに置いた時に縦に縦って置くことが出来るようになっています。
取っ手の部分も布でできていますが、芯が入っているので手放してもしっかりとラインを描いて立っているのが特徴です。
・お葬式のバッグに関する3つの基本ルールその②
お葬式のバッグでは金具を使ってはいけません。
そのためカバンの留め具も表面ではなく見えないように内側に取り付けられています。
もちろん取っ手の接続部分にも金具は使われていません。
これは「光沢があるものを身につけてはいけない」というお葬式のルールが関係します。
ちなみにフォーマルバッグといえば結婚式などに使うパーティーバッグと一緒の分類になりますが、パーティーバッグの場合は黒いバッグであっても「お葬式を連想させない」というために取っ手部分がゴールドやシルバーのチェーンとなっていることが多いです。
これは「金具=光沢がある」となるので、やはりマナー違反となります。
・お葬式のバッグに関する3つの基本ルールその③
お葬式のバッグにはサイズにも目安があります。
原則としてハンドバッグ(男性の場合はセカンドバッグ)となりますので、大きなサイズのバッグはお葬式用としてはマナー違反になります。
ちなみに荷物が多くてバッグに入りきらない場合は、サブバッグを持参するのがマナーです。
そのためフォーマルバッグとセットでサブバッグを購入する人も多いです。
・男性の場合はあえてバッグを持つ必要はない
男性の場合は、わざわざバッグを持つ必要はありません。
バッグ売り場を見ても「紳士用フォーマルバッグ」はありませんし、お葬式場に行ってもバッグを持っている男性弔問客の方が圧倒的に少ないです。
そもそもお葬式では「不要なものは持ち込まない」というのもルールです。
お葬式では「香典」「数珠(仏式の場合)」「ハンカチ」さえあれば基本的に他はすべて不要です。
ただ式場に足を運ぶわけですから財布や鍵などは必要になりますし、携帯電話やスマホなども必要になります。
でも男性の場合、喪服のジャケットのポケットにこれらはすべて収まります。
またお葬式専用のホールなどでは、貴重品ロッカーなども設置されています。
かさばる財布や歩いて音が出るキーケースなどは、貴重品ロッカーに入れた方がスッキリします。
ですから男性の場合は、お葬式の為にわざわざバッグを準備する必要はありません。
逆にバッグを持つ場合には「素材」「形」「色」など注意しなければならないことが増えます。
もちろんこれらはお葬式のマナーになりますので、恥をかきたくないのであれば「男性はバッグを持たない」とした方が無難ですよ。
お葬式に持っていくバックをしまむらで選ぶ時のポイントは!?
・ちゃんとしたフォーマルバッグを買う
しまむらにはお葬式用のフォーマルバッグがあります。
種類やデザインは限られますが、ショッピングセンターでの女性用のフォーマルバッグの相場が5000円から1万円なのに対して、しまむらの場合は5000円以下で手に入ります。
もちろんもっと安く済ませたいというのであれば黒いサブバッグを選ぶという方法もあります。
サブバッグであれば1500円前後で買うことが出来ますので、値段だけを重視するならこれでも問題はありません。
ただしサブバッグを正式なフォーマルバッグとするのはマナー違反です。
少なくとも遺族・親族の場合はきちんとしたフォーマルバッグを持っているのが基本です。
確かに5000円以下で買うことが出来るとしても、香典やそのほかの準備などで出費がかさむお葬式ですから「安く済ませられるのであれば安い方がいい」と思う気持ちもわかります。
でもたかが数千円の違いで「常識がある人」と「マナーがわからない人」に分かれます。
ですからしまむらでバッグを探すのであれば、きちんとしたフォーマルバッグから選ぶのがポイントです。
・しまむらのフォーマルバッグにはお得セットがある!
しまむらのお葬式用バッグは、袱紗とサブバッグが付いた3点セットで販売されているものがあります。
もちろんこれでも値段は5千円札でおつりが来ます。
袱紗は香典を入れるのにどうしても必要なものですから、準備がないのであれば別途準備する必要があります。
また化粧品や携帯電話・スマートホンなどハンドバッグに入らない荷物を入れるサブバッグも必要になります。
これがちゃんとセットになっていて5000円以下であれば、相当お得です。
一般的なフォーマルウェア売り場では、ほとんどが単品売りとなっています。
しかもこれに数珠とパールネックレスまで準備するのであれば、それこそ相当な出費になります。
そう考えてみるとしまむらのフォーマルバッグは必要最低限のものがすべてそろって5000円以下なので、葬儀ディレクターでもある私の立場から見てもかなりお得です。
しまむらにあるバッグでお葬式には向かないものは!?
・エナメル製のバッグ
お葬式用のフォーマルバッグにはエナメル製のものはありません。
ただし意外と間違えやすいのが「サブバッグがエナメル製」というケースです。
サブバッグは黒い色であればレースや多少のリボンが付いている程度であれば問題ないのですが、光沢のあるエナメル製はNGです。
・大きすぎるバッグ
大きいバッグであればお葬式以外にも使いまわすことが出来ますが、フォーマルなお葬式の現場では「不要なものは持ち込まない」というルールがあります。
そのことから考えてみても大きいバッグはお葬式用のバッグとしてはNGです。
ただし乳幼児を連れて参加する場合は、おむつや授乳用品、子供のおやつや着替えなども必要になります。
このような場合は大きめのバッグを持っていてもマナー違反ではありません。
まとめ
しまむらのバッグでも、お葬式用のきちんとしたフォーマルバッグであれば問題ありません。
逆に「お葬式以外にも使えるように」とカジュアルなバッグを選んでしまうと、「マナーがなっていない」といわれて恥をかくことになります。
ちなみにしまむらのプチプラ感を少しでもごまかしたいのであれば、サブバッグをワンランク上のものに変えるのがおすすめです。
サブバッグはお葬式だけでなく結婚式や子どもの入学・卒業式などにも使うことが出来ますので、持っていても使う機会はちゃんとあります。
それにお葬式の服装はトータルのバランスで見るので、しまむらのフォーマルバッグであっても全体的に上品な印象に見えるのであれば全然問題ありませんよ!