女性が喪服を買う時のポイント!おすすめのデザインや値段の相場は!?

女性 喪服,女性 喪服 デザイン,女性 喪服 値段,女性 喪服 おすすめ,女性 喪服 値段 相場 お葬式の豆知識

社会人になれば、お通夜やお葬式に参列する際にも服を着用する必要があります。

でも普段から身に着けるものではありませんから、どのようなものを選べばよいのかわからない人も多いはずです。

そこで今回は女性用の喪服を新たに購入するときのポイントや年齢別のデザイン、値段の目安やおすすめの喪服を紹介します。

スポンサーリンク

女性の喪服に関する基本的なマナーとは?

喪服の色というと「黒」が一般的です。

確かにお葬式の式場を見ると黒以外の服を見ることの方が少ないです。

ただ和服に関しては「黒」ではなく「白」を身に着けることもあります。

 

白い喪服には意味があります。

結婚式における白無垢は「あなたの色に染まります」という意味がありますが、お葬式における白い喪服には「あなた以外の人に染まりません」という意味があります。

つまりどちらも「最後まで添い遂げる」という妻としての意思を表した衣装といえます。

 

黒喪服が一般的になったのは明治時代

かつて日本では白い喪服が一般的でしたが、明治時代になると日本のお葬式では白ではなく黒が一般的になります。

そのきっかけとなったのが大久保利通氏の葬儀だといわれています。

この時に参列した多くの人が黒の大礼服で出席したため、それ以降上流階級では「黒が正式な喪の色」と認識されるようになりました。

 

故人との関係によって身に着ける喪服の種類も違う

お葬式で身に着ける喪服には「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3種類あります。

これらの喪服は故人との関係によって選ぶのが一般的です。

 

正喪服の内容とは?

正喪服は「もっとも格式の高い喪服」と位置付けられます。

喪主や親族、近親者が身に着ける喪服です。

色はブラックに限定されます。

光沢のない無地の素材を使い、形はワンピース、アンサンブル、スーツが基本になります。

襟元は肌の露出を抑えるために詰まったデザインとなります。

また体のラインが出ないデザインなのも特徴にあります。

 

上着は長袖が基本です。

夏服の場合も肱が見える袖丈は正喪服としては適していません。

スカートの丈はくるぶし丈にすると肌の露出を抑える効果があります。

ただ膝が隠れる程度であれば許容範囲としてみることが出来ます。

スーツでシャツを着用する場合は、ブラウスは白ではなく黒を選びます。

またストッキングは黒の無地に限られます。タイツはNGです。

 

準喪服の内容とは?

色はブラックが基本です。

無地で光沢のない素材を選びます。

デザインとしてはワンピース、アンサンブル、スーツ、パンツスーツがあります。

派手な装飾はマナー違反ですが、部分的なレースの装飾であれば許容範囲とみなします。

スカートの場合は、ふくらはぎ丈が望ましいです。

袖丈は長袖が基本ですが、夏であれば五分または半袖でも許容範囲です。

 

スーツ場合、シャツは黒を選ぶのが無難です。

襟元は詰まったものを選びます。

華美でない程度であればフリルやリボンが付いていても問題ありません。

準喪服は、お葬式から法要など様々なシーンで身に着けることが出来る喪服です。

近親者が身に着けることもありますが、一般弔問客も身に着けることが出来ます。

そのため「最もスタンダードな喪服」といえます。

 

略喪服の内容とは?

略喪服の場合は、色は黒以外にもダークカラーであれば許容範囲となります。

無地が望ましいですが、無地に近い織り柄であっても問題ありません。

デザインはワンピース、アンサンブル、スーツ、パンツスーツなど幅広く使うことが出来ます。

基本的にオーソドックスなデザインであれば、略式喪服として認められます。

 

袖のないワンピースでも問題はありませんが、式場内では黒のカーディガンなどを羽織る必要があります。

襟口が大きく広がったデザインの場合は、スカーフなどで肌の露出を抑えれば問題がありません。

基本的に制約があまりないのが略喪服ですが、弔事での服装なので光沢のないものを選ぶのがマナーです。

略喪服には黒以外にダークカラーの物も含まれます。

お別れの会やしのぶ会、さらには無宗教式のお葬式などでも身に着けることが出来ます。

社会人として喪服を準備するならどのタイプがおすすめ?

社会人として準備するのであれば、準喪服を選ぶのがおすすめです。

親族・近親者として葬儀に参列する場合も着用できますし、一般弔問客として参列する場合にも着用することが出来ます。

 

喪服とセットで購入しておきたいアイテム

初めて喪服を準備するのであれば、一緒に購入しておきたいアイテムがあります。

★カバン

お葬式のかばんは、光沢がなく金属の装飾がないものを選びます。

一般的なカバン店でお葬式用のカバンを探すことは難しいので、喪服とセットで購入するのがおすすめです。

 

★靴

お葬式の靴は、黒い色というだけではいけません。

カバン同様光沢のないものを選ぶのがマナーです。

また華美な装飾や金属部分は避けなければいけません。

こちらも喪服売り場で販売していますので、喪服とセットで購入するのをおすすめします。

 

★数珠

社会人であればお葬式で数珠を持参するのもマナーです。

略式数珠と呼ばれるものであれば宗派を問わず使うことが出来ますし、価格も2000~3000円と手頃です。

 

★数珠袋

数珠を入れて持ち歩くときに便利な袋です。

数珠には房が付いていますので、カバンに入れる時も袋がないと房が絡まってしまいます。

 

★袱紗

香典を包むものです。

香典はカバンにそのまま入れて持ち歩くのはマナー違反です。

無地のハンカチで代用することもできますが、購入しても1000円未満ですのでセットでそろえておくとよいでしょう。

スポンサーリンク

長く使える喪服のデザインのポイントは?

喪服は年に何度も着るものではありません。

また女性は体型も変化しやすいです。

そのため体型に変化が出ても身に着けやすいワンピースの方がおすすめです。

20代であればフレアスカートがおすすめ

20代であれば、フレアスカートを選ぶのがおすすめです。

お葬式会場が椅子席でも通夜式会場では座敷席の場合もあります。

タイトスカートだとこのような時に裾さばきが気になりますが、フレアスカートは動きやすいのであまり気になりません。

 

30代は七分丈のワンピースがおすすめ

品の良さもマナーの内とされる30代では七分丈のワンピースがおすすめです。

スカートの丈もふくらはぎ丈にすれば肌の露出を抑えることが出来ますし、ジャケットを脱げば夏用の喪服としても使えます。

 

40代からはくるぶし丈のスカートがおすすめ

40代からはヒップラインやウエストラインを上手にカバーしてくれるスカートを選ぶのがおすすめです。

ウエストはやや高めのデザインを選び、スカート丈はくるぶし丈を選ぶとエレガントな雰囲気になります。

またこの年齢からはそれまでの準喪服から正喪服に買い替えるタイミングでもあります。

親族・近親者として葬儀に参列する回数も増えますので、やはりきちんとした装いの喪服を準備する必要があります。

 

妊婦用の喪服は「買う」ではなく「レンタル」でよい

妊娠中にお葬式に参列する場合、喪服を着用するのであれば「レンタルサービス」を利用しましょう。

わざわざ購入する必要はありません。

また喪服以外でも地味なカラーのマタニティウェアにジャケットやカーディガンを合わせるだけでも構いません。

本来お葬式にタイツはNGですが、妊娠中に体が冷えると体調を崩してしまいます。

体を温めるためであればタイツを着用しても問題はありません。

ただし長時間同じ姿勢でいることが多いので、身体を締め付けるものは避けるようにしましょう。

喪服の値段の相場は?

20~30代の場合

20~30代の場合は、準喪服が一着あれば十分です。

安いものだと1万円台でも購入できますが、安いブラックフォーマルは黒い色が薄く見た目も安っぽいです。

長く着ることを考えれば、2~3万円程度を目安に購入すると良いでしょう。

 

40代からは正喪服を

40代以上で喪服を購入するのであれば、正喪服を準備するのがおすすめです。

お葬式は格式のあるセレモニーですから、やはりエレガントな雰囲気が必要になります。

色も値段が高くなるほど深みのある黒い色になるため品の良さが出てきます。

値段としては4~7万円を目安にするのが良いでしょう。

まとめ

女性の喪服選びは、故人との関係だけでなく年齢によっても変わってきます。

30代までであればオーソドックスな準喪服が1着あれば十分使いまわしが出来ますが、40代からは見た目のエレガントさや動きやすさもポイントになります。

ただしお葬式では肌の露出を抑えることが基本ですから、ワンピースタイプであっても必ずジャケットはセットで購入するようにしましょう。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました