生前葬とは!?メリット・デメリットや計画するときのポイントは!?

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自分の最後について考える終活を始める人が増えてきてから、少しずつですが「生前葬」について考える人が増えています。

でも生前葬は、たくさんある葬儀スタイルの中でも非常に珍しいです。

そのため実際にどんなことをするのかわからないという人も多いでしょう。

そこで今回は終活をする上で一度は考えてみたい「生前葬」を徹底解説!

メリット・デメリットや計画するときのポイントなどについてもわかりやすく説明していきます。

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生前葬とは?

生前葬は、様々なスタイルがあるお葬式の中の1つです。

最大の特徴は「お葬式の主役が喪主を務める」ということでしょう。

そもそも生前葬は、生きているうちにお葬式を行うことです。

一般的なお葬式では死後に行われますので、亡くなった人が喪主を務めるということはできません。

でも生前葬では生きているうちに自分のお葬式をするので、喪主は本人が務めます。

葬儀のスタイルもほとんどは無宗教式です。自分で自分のお葬式をプロデュースするのですから、基本的にフリースタイルです。

つまり「何をするかはすべて本人次第」という点が生前葬の特徴とも言えます。

 

生前葬ではどんなことをするの?

生前葬は、お葬式というよりも「パーティー」や「誕生会」のようなイメージに近いです。

「元気なうちに会いたい人を集めて行う最後のパーティー」といえば何となくイメージが浮かんでくるかもしれません。

式は「開式の辞」で始まり「閉式の辞」で終わりますが、その間に行われることはすべて自由です。

会場には食事を準備していることが多く、立食スタイルやビュッフェスタイルのほかにもコース料理や会席料理で参加者をもてなすこともあります。

 

返礼品も様々で自分史を作成して参加者に配るという人もいますし、思い出の品を準備することもあります。

こちらもお葬式の返礼品というよりは結婚式の引き出物のようなイメージに近いです。

家族・親族だけで行う場合は、返礼品などの準備をしないのがほとんどです。

また本人の誕生日や古希・米寿などのお祝いと併せて行うことも多いです。

 

生前葬の費用の相場は?

生前葬の費用の相場はありません。

なにしろお葬式というよりもパーティーに近いのが生前葬ですから、参加者の人数もあらかじめ招待状を送って確認しますし会場も自由に選ぶことが出来ます。

ただ葬儀社に依頼をするとすれば、一般的なお葬式の費用よりも安くなります。

そもそも主役が生きていますのでわざわざ棺や骨壺を準備する必要もありません。

火葬をするわけでもありませんから、遺体を移動するための専用の車もいりません。

また宗教的な儀式を行わないのが一般的なので、お布施や戒名料もいりません。

つまりお葬式台が高額になる原因となるものがすべてカットされるわけです。

 

ちなみに会の名目も「生前葬」ではなく「感謝の会」として行うこともあります。

また生前葬であることを告知せずにパーティーを行い、本人の挨拶の中で「これを生前葬とします」と伝えるケースもあります。

著名人・有名人の中にはすでに生前葬を行っている人がいる

著名人・有名人の中には、すでに生前葬を済ませているという人もいます。

イベントやテレビ番組などの企画として行った芸能人としては【ビートたけし】【桑田佳祐】【カンニング竹山】【SMAP】などの方々がいます。

著名人・知識人にも生前葬を行っている人はいます。

この場合は「社会活動からの引退を告知する場」として生前葬を行うことが多いです。

例えば解剖学者で東京大学の名誉教授である養老孟子氏は、2004年に多々良学園講堂ホールで生前葬を行っていますし、テリー伊藤さんは2010年9月18日にすでに生前葬を行ったことを発表しています。

 

生前葬のメリットは?

生前葬のメリットは、縁のあった人と直接お別れがデイルという点が一番大きなメリットといえます。

「ありがとう」というたった5文字のメッセージも、本人が直接伝えるのと第三者を通して伝えるのでは受け取る側の想いも変わってきます。

また残す家族のことに対しても「自分にもしものことがあった時はよろしく頼むよ」という一言を直接伝えられれば、頼まれた方の意識も随分と変わることでしょう。

 

また既に余命の宣告を受けている場合であれば、最後に会っておきたい人と一度に会うことが出来るのは大きなメリットといえます。

限られた時間の中で一人ひとりに会いに行くことはなかなか難しいものがあります。

でも一堂に集まってもらうことによって体への負担を極力避けつつも「最後に会って話がしたい」というあなたの願いをかなえることが出来ます。

 

生前葬のデメリットは?

生前葬の最大のデメリットは「参加者が戸惑う」ということです。

メリットを見れば良いこと尽くしのようにも見えますが、やはり生前葬そのものは非常に特殊な葬儀のスタイルです。

ですから実際に参加したとしてもどのようにすればよいのかわからず戸惑います。

 

こうした問題を避けるために必要なのは「参加者を飽きさせない企画力」です。

参加者が心から楽しめるような雰囲気作りももちろん大切ですが、何よりもあなたのメッセージが参加者に伝わる内容にするということが重要です。

ただ楽しいだけのパーティーであればわざわざ生前葬にする意味がありません。

あえて生前葬を行う意味が参加者に伝わる工夫も必ず必要です。

ですから事前の準備は綿密に行う必要があります。

こうした手間を苦手と感じる人には生前葬は向きません。

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生前葬を計画する前にチェックしておくべきこと

生前葬は一般的な葬儀スタイルとは違います。

どのような内容にするのかということももちろん大切なことですが、参加者が戸惑うことの内容にきちんと配慮をすることも大切です。

そこで生前葬を計画する前にチェックしておくべき3つのことを挙げておきます。

 

生前葬では招待状を準備すること

生前葬は一般的なお葬式とは違います。

一般的なお葬式の場合は「訃報連絡を受けてから式へ参加」となりますが、生前葬の場合は「予め日程を告知する」が一般的です。

そのため生前葬に招待する人には、式の1か月前までに招待状を発送します。

 

招待状には「生前葬を行うことにしたいきさつ」(お世話になったことへの感謝の気持ちとしてなどでもOK)「開催日時」「会場」を記載します。

また出・欠席の確認のために返信用はがきにすることもポイントです。

 

ドレスコードの指定をする

生前葬で喪服を着る必要はありません。

ただ招待する側からドレスコードの指定がないと、招待された人としては何を着ていけばよいのかわからず混乱します。

ですからあらかじめドレスコードを指定することは参加者への配慮となります。

ちなみにドレスコードの指定をする場合は、招待状にその旨を追加記載するのが一般的です。

 

香典をどうするか決める

生前葬に招待された人が最も困るのが「香典」です。

葬儀となれば香典を持参するのがマナーですが、生前葬の場合はどちらにすればよいのか判断がしにくいです。

もちろん生前葬も葬儀の一種ですから香典を受け取っても何の問題もありません。

いただいた香典から生前葬の費用を賄うということももちろんOKですし、余ったお金は老後の資金としていただいても問題ありません。

 

香典を受け取らない場合は、招待状に「香典を辞退いたします」の一文を付け加えるようにしましょう。

香典という形ではなく会費制とする場合も同じです。

会費制の場合は、「会費制で行うこと」と「会費の料金」を必ず招待状に書き加えてください。

生前葬をした場合、実際に亡くなった時にどうすればいい?

生前葬を行っても、実際に亡くなった時には遺体の処理も含めて何らかの形の葬儀をする必要があります。

 

生前葬は「告別式」

お葬式は、正しくは「葬儀式」と「告別式」に分かれます。

規模の小さな家族葬の場合は葬儀式と並行して告別式を行うのですが、厳密には「遺族・親族のお別れ式=葬儀式」「一般弔問客のお別れ式=告別式」となります。

生前葬では本人が生きているうちに社会的なつながりのある人とのお別れはすでに終わっていますので、一般的なお葬式の「告別式」は必要ありません。

ただし生前葬が終わった後も家族や親族と共に生活するわけですから、その人たちとのお別れはきちんとしなければいけません。

 

生前葬が済んでいる場合は「密葬」として行うのが一般的

生前葬が済んでいる場合は、告別式を開く必要がありません。

ですから家族を近親者のみで通夜・葬儀を行い出棺・火葬をすればよいのです。

このスタイルを「密葬」といいます。

 

密葬でもお坊さんなどの宗教者を呼ぶことはできます。

もちろん呼ばずに火葬のみをするということもできます。

いずれの場合も遺体の火葬は行いますので、亡くなってから最低24時間以上安置ができる場所(※死亡後24時間経過後にしか火葬が出来ないため)の確保は必要です。

まとめ

生前葬は非常に特殊な葬儀スタイルですが、自分のお葬式に自分で参加が出来るお葬式となるとこのスタイル以外では実現できません。

「自分のお葬式は自分で納得できるものにしたい」「明るい雰囲気で最後のお別れをしたい」という人には、すべてのプロデュースを自分で行うことが出来る生前葬はメリットがあるといえます。

ただやはり珍しいスタイルのお葬式ですから、参加者に対しては細やかな配慮をすることが求められます。

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