家族を突然死で失った時に喪主として何をすべき!?出先の場合は!?

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突然死は、特別なことではありません。

ただ漠然と「死は闘病生活の先にあるもの」というイメージが強いだけに、どこかで自分の身の回りで起こることのない出来事と思ってしまっている人が多いかもしれません。

ただ著名人の突然の死の報道などを見ると、その考え方を代えなければいけない時代になっていることに薄々感じている人もいるはずです。

突然死に立ち会うことになった場合、家族として喪主としてどのようなことをすればよいのか、わかりやすく説明してみましょう。

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突然死で家族を失った場合、何をすればよいのか?

突然死は、医学的な定義でいえば「発症から24時間以内に死亡に至ること」を言います。

つまりわかりやすく言えば「予期せぬ死」ということです。

 

・突然死は40~50代に多い

40代、50代といえば働き盛りの世代です。

突然死には強いストレスや過労、生活習慣が大きく影響しているといわれているおり、社会的にも大きな責任を負うこの年代の突然死はほかの年齢と比べると多い傾向があるのです。

もちろん突然死の原因となる病気には様々なものがありますが、全体の6割以上が急性心筋梗塞や心不全など心臓疾患といわれています。

そのため症状が現れてから病院に運ばれても24時間以内に死亡するというケースが多くなります。

 

・就寝中に突然死するケースも多い

就寝中に突然死するケースも多いです。

前日の夜まで病気の予兆となる変化がなかったのに、翌朝寝室に行ってみると息をしていなかったというケースもよくあります。

この場合も突然死と分類されます。

 

・誰にも看取られずに亡くなった場合はどうする?

誰にも看取られずに亡くなっていた場合は、死因を調べる必要があります。

発見した時に明らかに死亡していることが分かる場合は、管轄する警察署に連絡をします。

死亡しているか判断がつかない場合は119番通報をします。

 

・在宅療養中に自宅で突然死した場合

在宅療養中の場合は、継続して医師の診察を受けています。

この場合は自宅で突然死した場合でも、医師の死亡診断書を自宅で発行してもらうことが出来ます。

ただし在宅療養などではなくかかりつけ医もいない場合は、警察に連絡をします。

 

・葬儀社の手配はどのタイミングで行うべき?

自宅でかかりつけ医によって死亡診断書を発行してもらえた場合は、医師の死亡宣告を受けてから葬儀社を手配すればよいです。

警察で死因の調査が行われる場合は、検案または解剖が行われます。

遺体の引き取り時間を警察側から伝えられますので、引き取り時間までに葬儀社を選び引き取りに必要になる車の手配を依頼します。

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家族が出先で突然死した場合どのように対応すればよい?

旅行に出かけた先で突然死した場合、訃報連絡を受けた家族はどのように対応すればよいのかわかりやすくまとめました。

 

・死亡の状況を確認する

突然死をしたことを知らせる連絡が入ったら、「現在どこにいるのか」「どのような状況にあるのか」「連絡が取れる人はいるのか」を確認します。

旅行先の突然死の場合は「病気が原因の突然死」でも警察に搬送され、事件性の有無も含めて死因の調査が行われます。

ですから「どこの警察署に安置されているのか」を確認します。

 

次に「現在どのような状況にあるのか」を確認します。

検死だけで死因がわかる場合は、検死が終了したら遺体の引き取りが出来ます。

ただし検死だけで死因がわからない場合は解剖を行うことになります。

この場合は解剖終了後に遺体の引き取りが出来ます。

 

遺体の引き取りには遺体を搬送する専用車が必要になるので、引き取り時間に合わせて葬儀社に専用車の手配を依頼する必要があります。

そのためにも「現在どのような状況にあるのか」を確認します。

最後に現場で直接電話でのやり取りが出来る人の連絡策を確認します。

旅行に同行している人がいれば同行者の連絡先を控えます。

一人旅で同行者がいない場合は、遺体を引き取った警察署の担当者の連絡先を控えます。

 

・できるだけ早く遺体の確認を!

警察で死因が判明したら、死体検案書が発行されます。

この時に死因についての説明が行われますので、訃報連絡を受けた家族は出来るだけ早く遺体が収容されている警察署へ向かいましょう。

 

・安置場所を確保する

死体検案書が発行されれば、遺体は引き取りをしなければいけません。

まずは旅行先の近くにある葬儀ホールなどの安置室を確保しましょう。

安置室の手配は遺体搬送車を手配した葬儀社が代行できます。

 

・遺体のまま自宅に帰るか、遺骨にしてから自宅に帰るか決める

旅行の目的地によっては、遺体のまま自宅に帰ることが難しいケースがあります。お葬式をする上では遺体のままお葬式をすることもできますし、火葬後に遺骨となった状態でお葬式をすることもできます。

 

ですからまずは親族への訃報連絡もかねて、どこで火葬をするのかを決めましょう。ただし火葬の判断をする場合は、必ず周囲の人にも相談をしましょう。

 

突然死ですから、親族・近親者が顔を見たいと思う気持ちが強くなるのは当然です。ですからどのような事情があったとしても、まずは親族や近親者への相談をすることが大事です。家族が独断で火葬を選択した場合は「なにも相談せずに勝手に火葬した」と思われ、後々に親族とトラブルとなることもあります。

 

・火葬後に連れて帰り自宅でお葬式をする場合に気を付けたいこと

旅行先にある火葬場で火葬を済ませた後に自宅に連れて帰ってお葬式をする場合は、遺骨を運ぶためのカバンの準備が必要です。

飛行機に乗る場合は手荷物扱いとなりますが、周囲の人に対して不快な思いをさせないようにする配慮が必要です。

リュックサックや骨壺が収まるカバンなどに入れて持ち歩くのは良いのですが、白い風呂敷のまま手で飛行場内を歩くのはマナー違反とみなされます。

 

★保安検査場では遺骨であることを伝えること

保安検査場を通過するときは、検査を受ける際に手荷物の中身が遺骨であることを伝えます。

遺骨を機内に持ち込むことに手続きはいりませんが、スムーズに通過するためにもあらかじめ申告するようにしましょう。

突然死の場合の訃報連絡はどのようにすべき?

・サラリーマンの場合

突然死したことを職場に報告する必要があります。

訃報の連絡の際に葬儀の日程についても連絡します。

職場の私物の整理が必要な場合は、後日日程を調整する旨を伝えます。

 

・学生の場合

突然死したことを学校に連絡します。

訃報連絡の際に葬儀の日程についても連絡します。

学費などに関する諸手続きや私物の整理については、後日改めて対応すると伝えると良いでしょう。

 

・友人・知人への連絡は?

葬儀の規模によっても訃報連絡の範囲は異なりますが、突然死の場合は出来るだけ友人・知人には訃報連絡をしておいた方が良いです。

葬儀を近親者のみで行う場合は、訃報連絡の際に「この度の葬儀は家族葬にて執り行う予定です」と付け加えると良いです。

まとめ

突然死の連絡を受けたら心の動揺があるのは当然です。

「ただ一刻も早く何かを始めなければ…」という気持ちで焦って行動するよりも、まずは現状の把握をきちんとすることが大切です。

また冷静に判断することが出来る第三者に速やかに連絡をするということも大切です。

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