お葬式の服装で子供の夏の装いのマナーや注意点を年代別に解説!

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夏のお葬式の服装は、大人でも選ぶのに苦労しますよね?

お葬式には服装一つとってもマナーがあるので、マナー違反になるかならないかで悩む人はたくさんいます。

中でも「喪服着用でなくても問題がない」とされる子供の場合は、夏のお葬式で何を着せればマナー違反にならないかと悩む親御さんが多いです。

そこで今回は夏のお葬式でマナー違反とならないための子供の服装の基本を葬儀社スタッフがわかりやすく解説!

夏だからこそ気を付けておきたい服装選びのポイントや注意点も併せて紹介します。

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お葬式の服装は子供の年齢にあった服装が基本

子供のお葬式の服装は「年齢にあった服装である」ということが基本です。

そのため年齢によって服装の基本や知っておくべきマナーのポイントが違います。

 

・乳児の場合

乳児の場合は、体温の調整がしやすいようにすることが基本です。

乳児は「黒い服を着せなければいけない」というルールは特にありません。

その代り「明らかにオシャレな服」はNGです。

 

式場でよく見かけるのは「着ぐるみ系のベビーウェア」です。

フードが付いているキャラクター系のベビーウェアなのですが、さすがにこれはNGです。

またオシャレは厳禁ですので、ヘアアクセサリーをつけるのもマナー違反です。

レースのヘアバンドをつけている赤ちゃんを見かけますが、結婚式ではないのでこれはNGです。

 

ただし夏のお葬式といっても屋内だけでなく屋外での儀式もあります。

夏の屋内式場は空調が強めに効いているのですが、屋外は30℃以上になることもよくあります。

ですから温度の変化に細かく対応できるように準備をしておくことがポイントです。

靴も含めて全体的に落ち着いた雰囲気の服装であれば、多少プリントが付いていても乳児の場合は問題ありません。

 

・幼児の場合

幼児の基本は、シャツと黒っぽいズボンまたはスカートです。

シャツの長さは半袖で構いません。ワンピースも同じです。

色は白いシャツの方が子どもらしく見えますが、黒やグレーなどでも代用できます。

ただし無地に限ります。

 

ズボンは男の子に限ります。

女の子の場合は基本的にスカートまたはワンピースです。

色は黒が望ましいですが、黒っぽい無地のものであれば代用できます。

靴下は白または黒の無地を選びます。

おしゃれになりすぎない程度であれば、多少フリルやリボンが付いていても幼児の場合は問題ありません。

ただし柄が付いているものやキャラクター靴下はNGです。

 

靴は普段履いている運動靴でOKです。

ただし赤やピンクなど明るい色のものは避けてください。

サンダルは夏でもNGです。

必ず靴を履かせてくださいね。

ちなみに幼稚園で制服がある場合は、制服着用が基本です。

 

・小学生の場合

小学生の場合は「制服がある学校」と「制服がない学校」があります。

制服がある場合は制服が正装になります。ですから夏用の制服を着せるようにしてください。

制服があっても靴の指定がない場合は、普段学校に履いていく運動靴で構いません。

ただし靴下は白または黒の無地とします。

柄があるものやキャラクター靴下はNGです。

 

問題は制服がない場合です。

この場合は「小学生らしい服装」がポイントです。

幼児の場合と同じく、白いシャツにズボンやスカートを合わせます。

ただし小学校では、制服の指定がない場合も「式服」はあるはずです。

式服は学校指定のものではありませんが、基本的には「白いシャツ」と「半ズボンまたはスカート」となりますよね?

また白い靴下を履くのも式服の基本です。

ですから制服がない小学生の場合は、学校できていく式服を準備すれば問題ありません。

 

靴は小学校に履いていく運動靴で問題ありません。

ただし明るい色のものは避けてください。

またローラーシューズや暗い場所で光りが点滅するタイプの靴もNGです。

当然ですがお葬式ですのでサンダルはNGです。

暑いとはいえ必ず靴を履かせるようにしてください。

 

・中学生の場合

中学生の場合は、ほとんどの学校で制服があります。

ですから制服で出席させるのが基本です。

ただし学校によっては、「夏服はスラックスまたはスカートのみ指定」となっていることもありますよね?

この場合は冬服と同じように白いシャツを選びます。

長さは半袖の方が学生らしく見えます。

 

長袖だと屋外で袖をまくることがあります。

これは「式服としての正しい着方」とは見られないので、腕まくりをするほどの暑さであれば半袖を着せるようにしてくださいね。

靴下は白または黒の無地です。学校指定の靴下があれば、その靴下を履きます。

特に指定がない場合は、無地の靴下であれば問題ありません。

 

靴は学校指定の靴がある場合は、指定されている靴を履いてください。

特に指定がない場合は運動靴で構いません。

できれば白の方が学生らしい服装に見えます。

もちろんない場合は黒またはオシャレな要素のない運動靴であれば問題ありません。

ちなみにハイカットシューズは「カジュアルな靴」ですのでNGですよ!

 

・高校生の場合

高校生の場合は「オシャレに制服を着る」が日常的になっているはずです。

でもこれではいくら制服を着ていても「正しい高校生の服装」とは見られません。

目安としては、学校で行われる制服検査で合格ラインとされる着方です。

シャツはズボンまたはスカートの中に入れ、スカートの丈は膝が隠れる長さにします。

シャツのボタンは上まできちんと止め、ネクタイやリボンもキチンとつけます。

 

ただしネクタイやリボンをつけると、完全に首元がガードされてしまうので風通しが悪く暑さが余計に厳しく感じます。

このようなケースでは、あえてつけなくてもマナー違反にはなりません。

制服の指定がない場合は、リクルートスーツを着た方が無難です。

スーツがない場合はシャツに無地のスラックスまたはスカートを合わせます。

 

ただし普段着にも使いまわせるスカートで膝が隠れるタイプはほとんどありません。

この場合は女子高生であっても黒のパンツスタイルにするとよいです。

靴は服装に合わせて選びます。

制服があり靴に指定がある場合は、指定の靴を履きます。

制服があっても靴に指定がない場合は、運動靴でも構いません。

ただし色は白がおすすめです。黒い靴でもよいのですが白の方が高校生らしく見えます。

 

制服がない場合は、スーツ以外の場合とスーツの場合で分かれます。

スーツ以外の場合は無地の靴下に白い運動靴(ない場合は黒でも代用できます)にします。

スーツの場合は黒の革靴またはパンプス・ヒールを履きます。

 

男子の靴下は黒色です。

女子の場合は黒のストッキングを履きます。

当然ではありますがスーツを着ていますので、運動靴を履くのはNGです。

女子でパンツスタイルの場合も、パンツスーツであれば靴下はNGです。

必ずストッキングを履いてヒールまたはパンプスを合わせましょう。

ちなみにスーツの場合は夏でもジャケット着用です。

男子の場合はネクタイをつけることも忘れないようにしましょうね。

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お葬式の服装で子供が夏に着る服装のポイント

・シャツのボタンは上まで止める

普段は暑さ対策としてシャツのボタンを開けていることが多いはずですが、お葬式ではNGです。

もしもボタンを上まで閉めていない場合は、式場に到着する前に親御さんからきちんと注意して直させておきましょう。

 

・アンダーウェアにプリントTシャツはNG

男の子に多いのですが、シャツの下に下着代わりとしてTシャツを着ていることが多いですよね?

でもこのTシャツは白い無地のものでなければNGです。

色付きのものはもちろんNGですが、背中に大きくキャラクターがプリントされているものは焼香するときなどに目立ちます。

 

しかも夏は汗をかきやすいので、下に来ているTシャツの色や柄がシャツから透けて見えやすいです。

この場合恥ずかしい思いをするのは子供ではなく保護者の方です。

ですからたとえ下着代わりに着るTシャツであっても、出かける前にはきちんとチェックするようにしてくださいね。

お葬式の服装で子供が夏に気を付けたい注意点

夏のお葬式では室内での儀式に参加している時には気になりませんが、屋外での儀式に参加するときはどうしても汗をかいてしまいます。

汗をかいた後のシャツは臭いが気になるものですので、出来れば着替え用のシャツを1~2枚余分に持っていくようにするのが、夏のお葬式の服装のポイントです。

 

また子供には極力カバンは持たないようにしましょう。

学生ですから大人の参列者のように必ず持ち歩かなければいけないものはハンカチ以外にないはずです。

どうしても荷物がある場合は、大人でも使うことが出来るお葬式用のサブバッグを持たせるようにしましょう。

ちなみにハンカチは、白または黒の無地がマナーです。

間違っても柄物や明るい色のハンカチは避けてくださいね。

まとめ

夏のお葬式の子供服は、「年齢にあった服装であればOK」と覚えておけば間違いありません。

ただし着方についてはきちんと親御さんがチェックするようにしてください。

特に注意してほしいポイントは「シャツのボタンを開けている」「スカートの丈を短く調整している」「ネックレスをしている」「ピアスをつけている」です。

 

どれもオシャレが気になりだした年齢の学生によく見られるマナー違反です。

子供の服装のマナー違反は、保護者の責任です。

あなた自身が「常識がない人」と見られることがないようにするためにも、きちんとチェックするように心がけてくださいね。

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