フォーマルバッグの選び方はお葬式か結婚式かで変わってくる!

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フォーマルバッグには2種類あります。

一般的に「冠婚葬祭」ではフォーマルバッグを小物として選ぶのがマナーです。

でも冠婚葬祭といっても「お葬式」と「結婚式」では、フォーマルバッグのマナーが異なります。

そこで今回は「フォーマルバッグを選ぶときの基本」をわかりやすく紹介!

フォーマルなセレモニーに参加する時のバッグ選びのポイントをわかりやすく解説します。

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フォーマルバッグの基本

・フォーマルバッグとは

フォーマルバッグは「礼装」をしたときの小物として使うバッグのことを言います。

バッグのデザインは目的や使い方によっても違います。

機能性を重視したバッグもあればデザインを重視したカジュアルなバッグもあります。

ただしフォーマルなバッグは「礼服に合わせるバッグ」ですから、フォーマルなシーンに合わせて選ぶということが大事です。

そのためフォーマルバッグを選ぶときは、全体の印象に合わせて選ぶことがポイントになります。

 

フォーマルバッグの用途は「パーティー用」と「弔事用」の2つに大きく分かれます。

パーティー用として使うフォーマルバッグは、結婚式や披露宴など華やかなセレモニーに参加する場合に使います。

そのためセレモニーの会場や時間、雰囲気に合わせて選びます。

 

弔事用として使うフォーマルバッグは「ブラックフォーマル」ともいわれます。

一般的にお葬式などで使うのがこれに当たりますが、結婚式や子供の入学式・卒業式、さらにはお稽古ごとの発表会などでも使うことはできます。

 

・どんなシーンでもオールマイティーに使うことが出来るフォーマルバッグとは

冠婚葬祭から子供の入学式・卒業式までオールマイティーに使うことが出来るフォーマルバッグがあります。

オールマイティーなフォーマルバッグは「黒いバッグ」「布製」「金具がない」の3つの条件を満たしているバッグのことを言います。

 

基本的に手に持って使うデザインとなっていて、装飾がないシンプルなものを選びます。

ただし全く装飾がないバッグだと弔事用としては問題ありませんが、結婚式のようなお祝いの席ではNGになります。

そのため慶弔両用出来るバッグは、取り外しのできる装飾が付いているタイプのバックであれば兼用出来ますね。

 

素材は布製が正式です。

革製品は「殺生」を連想させることから、弔事用としてはNGになります。

もちろん布製のバッグでもアニマル柄のものはNGです。

金具は華やかなセレモニーの場合は問題ないのですが、お葬式などの弔事用としてはNGです。

ですから金具がついていると「オールマイティーなフォーマルバッグ」として使うことはできません。

お葬式用のフォーマルバッグのポイント

・布製のバッグであること

お葬式のフォーマルバッグでは、革のバッグはマナー違反とされます。

これは「殺生を連想させる」ということが理由です。

革製品は、素材となる皮は動物から採りますよね?

動物の皮を取るということは、皮を取られた動物は生きていないことになります。

つまり動物の命をいただくことで初めて素材となる皮が手に入ります。

つまりそこには動物の死が関係します。

 

ではそれがなぜお葬式と関係するのでしょうか?

まず「お葬式の主役」を考えてみてください。お葬式の主役は「故人」です。

人の死があって初めて行われるのがお葬式です。

ですからお葬式では「人の死」が関係します。

 

「死」はそもそも忌み事といわれ、重なることは縁起が悪いといわれています。

つまりお葬式場に革製のバッグを持ち込むということは「人の死」と「動物の死」が重なる(死が重なる)となります。

もちろんこれは古くからの日本の慣習ですので気にしないという人も最近は少しずつ増えています。

そのため「革製のバッグでも問題がない」という意見もあります。

 

ただ「不幸が重ならないように」という願いがこの慣習には含まれています。

ですから日本の文化や伝統を重んじるのであれば、やはり革製のバッグをフォーマルバッグとしてお葬式に持っていくのは避けるべきです。

 

・金具がついていないこと

お葬式では「光を反射するものはマナー違反」とされているため、服装だけでなく小物であるバッグでも光沢があるものは避けます。

特に金具がバッグの表面についている場合はNGです。

バッグのふたの留め具も、表側ではなく内側につけられます。

また取っ手部分の金具も見えません。

原則としてバッグのふたの部分に取っ手は縫い付けられているので、「金具が見えない」のではなく「金具を使っていない」と表現するのが正しいです。

 

・撥水加工されているものを選ぶのがポイント

布製のバッグは、雨に塗れた時にシミになりやすいのがデメリットにあります。

また雨に塗れてしまったバッグは、きちんと乾燥させてからしまうようにしないとカビが生える原因になります。

また革製品とは違い汚れやすいという点もデメリットにあります。

革製のバッグであればちょっとした汚れはぬれたハンカチなどでふき取るだけでキレイになります。

でも布製バッグの場合はそうはいきません。

 

そこで長くキレイな状態を保ちたいのであれば、撥水加工されているバッグを選ぶのがポイントです。

また布製品に使うことが出来る撥水スプレーもあるので、梅雨シーズンや雨の日のお葬式の時には出かける前にこうしたアイテムを使ってしっかりと雨対策をしておくこともおすすめです。

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結婚式用のフォーマルバッグのポイント

・お葬式を連想させないこと

結婚式用のフォーマルバッグは「お葬式を連想させないバッグ」ということが大事なポイントです。

慶弔両用タイプのフォーマルバッグは、2Wayタイプになっているのが特徴です。

例えば金具部分が2Wayタイプになっている場合は、お葬式の時には金具を隠し結婚式の時には華やかなゴールドの金具が表に見えるようになっています。

 

装飾部分が2Wayタイプになっている場合は、お葬式の時には装飾部分を取り外し結婚式の時には華やかで光沢のある装飾をカバンの表面につけて使います。

このように冠婚葬祭でオールマイティーに使うことが出来るフォーマルバッグであっても、それぞれのシーンに合うように工夫がされています。

これは「お祝の席でお葬式を連想させるのはマナー違反」とされているからです。

 

ちなみにシンプルな黒いフォーマルバッグを選ぶときが要注意です。

バッグはドレスとのバランスもありますから、シンプルな黒いフォーマルバッグを合わせた方がドレスとのバランスとしては相性が良いこともあります。

でもこの場合は取っ手をゴールドやシルバーのチェーンに取り換えたり、ラインストーンなどがワンポイントで付いているものを選ぶのがおすすめです。

 

そもそもお葬式では「光を反射するものはNG」とされるため、金具がついているバッグはお葬式用としては使うことが出来ません。

ですからシンプルなブラックのフォーマルバッグであっても、お葬式ではNGとされるチェーンや光を反射する装飾が付いていればお葬式を連想させることはありません。

 

・結婚式の時間によっても選び方が違う

結婚式のフォーマルバッグでは、時間によってバッグ選びのポイントが変わります。

昼に行われる結婚式では光る素材のバッグはNGです。

上品なレースや独特の光沢があるパールなどで装飾されたフォーマルバッグを選ぶのが、昼の結婚式用のバッグの基本になります。

 

夜に行われる結婚式では、昼とは違い光る素材のパーティバッグを選ぶのが基本です。

ゴールドのバッグも夜であればOKですし、ビジューやグリッターも華やかな装飾が付いているものを選んだほうがステキです。

ただしバッグはドレスとのバランスに合わせて選ぶのがポイントなので、こうしたゴージャス系のパーティバッグの場合はシンプルなドレスと合わせるのがおすすめです。

まとめ

冠婚葬祭といっても慶弔それぞれにフォーマルバッグのマナーが違います。

「弔事用」「慶事用」とそれぞれフォーマルバッグを準備するのであれば問題ありませんが、慶弔両用のフォーマルバッグを選ぶのであれば、それぞれのシーンでマナー違反とならないかきちんとチェックして選ぶのがポイントですよ。

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