お葬式の服装として小学生だと夏にどんな服を着せれば良いの!?

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小学生の場合、学校指定の制服がない方が多いですよね?

でも子どもの祖父母のお葬式となれば、小学生のあなたの子どもは孫にあたるわけですからお葬式に参加させないわけにはいきません。

ただ夏のお葬式となると上着でごまかすということもできませんし、あまり着せすぎてしまうと今度は子供が熱中症になってしまいます。

そこで今回は小学生の子どもを連れてお葬式に行く場合の子どもの服装の基本をチェック!

親族からいろいろと指摘を受けないための服装選びのポイントや注意点を葬儀社スタッフがわかりやすく紹介します。

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お葬式の服装として小学生の夏のマナーは!?

私も小学2年生の娘を連れて夏のお葬式に参加した経験があります。

私の祖母のお葬式だったのですが、突然死だったため準備に時間がありませんでした。

しかも祖母は私の実家からも私の自宅からも離れた場所で暮らしていたため、飛行機での移動時間などの関係もあって、訃報を聞き飛行機の予約が取れたらすぐに空港へダッシュするという状態でした。

 

もちろんお葬式が終わればすぐに戻らなければいけない状態でしたし、夏のお葬式ということで日を開けずにお葬式をするということでした。

そのため訃報を聞いて2日後にはお葬式となり、ほとんど準備らしい準備もできずに出発しなければいけませんでした。

さすがに私の喪服の準備は高齢の両親のこともあってあらかじめ準備していたので問題はなかったのですが、娘は制服のない小学校だったため「式服」と黒いスニーカーを持参することにしました。

 

でもこの判断が出来たのも、私が葬儀の現場で働いていたからです。

でもあなたも含めほとんどの人は、日常生活の中でお葬式に関わることなどないはずです。

ですからわたしと同じ状況になった時には、何をすればよいのかわからずパニックになったはずです。

でも小学生の場合は、大人とは違いお葬式の服装の決まりも比較的緩やかです。

ですから基本的なポイントさえ分かっていれば、突然のお葬式でも落ち着いて準備をすることが出来ます。

 

・白いシャツに黒っぽい無地のズボンがあれば男の子はOK

小学生の場合、お葬式の服装は終業式や学芸会などで「式服」として指定されている内容であればまず問題ありません。

式服の指定がない場合は、白いシャツと無地の黒っぽいズボンがあればまず問題ありません。

もちろん黒いシャツでも構いませんし、グレーのシャツでも一応OKです。

ただ赤やピンク、ブルーなど明るい色のシャツの場合はお葬式としてはNGです。

 

ズボンも黒がベストですが、グレーや濃紺であっても問題ありません。

ただし夏のお葬式ですので長ズボンよりも半ズボンの方が、暑さ対策としても見た目としても小学生らしく見えるのでおすすめです。

 

・女の子ならワンピースでもOK

女の子の場合も基本は男の子と同じです。式服があるのであればそれを着せれば問題ありません。

ただし式服の指定がない場合、白いブラウスを探すのに苦労しますよね?

特に小学生の女の子用の白いブラウスだと、胸元に刺繍が入っていたり袖の部分にフリルが付いていることの方が多いです。

この場合スカートだと「オシャレ着の延長?」と思われかねないですので、何かちょっと工夫をしてあげないといけません。

 

こんなときにはブラウスの上からワンピースをつけるのがおすすめです。

ワンピースであればブラウス全体の装飾はほぼ隠れてしまいますし、ノースリーブのワンピースでも夏用のカーディガンやボレロを着せれば十分に肌を隠すことが出来ます。

 

・高学年の小学生の場合

高学年になるとさすがに低学年のようにごまかしテクで乗り切るのは難しいです。

ただし最近の小学生の女の子は体の成長も早いので、シャツを購入しても翌年にはもう切れなくなってしまうこともよくあります。

こんなときには白いポロシャツを白いシャツの代用にするのがおすすめです。

ポロシャツであれば汗を吸い取りやすい素材でできていますし、ボタンを上まで閉めればきちんとした印象になります。

 

またポロシャツならやや大きめのサイズを選んでもそれほど違和感はありません。

これは女の子だけでなく男の子でもおすすめです。

後は無地の黒っぽいズボンやスカートを合わせれば、夏のお葬式の服装の代用になります。

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ちょっとしたひと手間で手持ちの夏服をお葬式用の服に変える方法

・白いポロシャツを式服風に見せる方法

白いポロシャツだけだと「お葬式の服としてはちょっと恥ずかしい」という感じることもありますよね?

そんな時には黒いリボンを使う方法があります。

男の子の場合は、黒いリボンを使って腕に喪章をつけます。

 

作り方はとても簡単です。

左の袖に15センチサイズにカットしたリボンを安全ピンでとめます。

これだけなのですが、しきたりに厳しい地域であれば「一応喪章をつけています」と言い訳することでその場を乗り切ることが出来ます。

 

女の子の場合は、細めの黒いリボンを用意します。

装飾や光沢のあるリボンは出来るだけ避けてください。

これをポロシャツのボタンを上まで閉め上で首元にリボン結びにします。

あまり太いリボンだとボリュームが出てしまってNGなのですが、細めのリボンであればフォーマル感が出るのでただのポロシャツよりもフォーマル感が出ます。

 

・白の夏用ボレロを使ってもOK

女の子であれば、夏用の白いボレロが一枚手元にあれば、それを代用することでお葬式用の服装に変えることが出来ます。

シャツがあれば一番ですが、シャツがない場合は襟元に装飾のない白のTシャツを着せます。

その上からオーバーオールタイプのワンピースをつけます。

でもこれだけだとまだカジュアル感があります。

そこで夏のお出かけ用によく使うボレロを羽織らせます。

夏用のボレロはたいてい白い色のものですし、程よいフォーマル感が出てくるので中のTシャツがそれほど目立ちません。

 

・上に兄弟がいる場合はおさがりのズボン・スカートで代用

上に同性のきょうだいがいる場合は、おさがりを代用する方法があります。

そのまま着てもちょうど良いサイズであればよいのですが、おさがりの場合体よりも大きな場合がありますよね?

そんな時はサスペンダーを使って長さを調整します。

 

まず下着をつけます。

次にシャツを着る前にズボン(またはスカート)をつけます。

ちょうど良い長さの場所が見つかったら、サスペンダーを使って固定します。

このあと用意していたシャツを着ます。

 

ただこの場合、シャツの裾をズボンやスカートの中に入れることはできません。

でもどうしても黒っぽい無地のズボンやスカートがないときなどは、この方法で何とか乗り切ることが出来ます。

ちなみにこの方法は貸衣装屋さんでもよくやる方法です。

冬であればシャツの上からニットのベストを着せればサスペンダーで調整しているのも隠すことが出来るのですが、夏のお葬式でニットのベストはさすがに可哀そうです。

ですからちょっとダボっとした感じになってしまうのですが、シャツを出したままの状態でも全体的にシンプルにまとまっていれば特に注意されることはないですよ。

夏のお葬式では簡単に脱ぎ着が出来る上着を持参するのがポイント

夏のお葬式では、式場となる室内の温度と屋外の温度がかなり違います。

親族としてお葬式に参加するとなれば、式中は親族席に座っていなければいけません。

でも一般弔問客は暑い中でわざわざ式場までやってくるわけですから、せめて式場にいる間だけでも涼しく快適に過ごしてほしいと考えます。

そのため式場内の空調の設定温度はかなり低めに設定されています。

 

ですから式場で葬儀スタッフとして立ち会っていると、遺族や親族席に座っている人から「クーラーが効きすぎるので止めていただけませんか?」と声をかけられることもよくあります。

ただこればかりはほぼ無理です。

お葬式ホールの空調は一斉空調となっていることがほとんどなので、空調をストップさせてしまうと式場全体の温度が上がります。

しかも祭壇には生花が飾られていますから、祭壇に近い遺族・親族席の周辺は一般席よりもやや空調が強めになっています。

さすがにこのことをストレートに伝えるわけにはいかないので、このような申し出があった場合は膝掛を貸し出して温度調整してもらうようにしています。

 

ただ小学生の場合はまだ体も小さいですから、膝掛だけでは体温を調節できません。

奥に体調の変化を上手く伝えられない小学校低学年のお子さんの場合は、式場でも身につけられる薄手の上着を持っておくと便利です。

この時の上着は無地でなくても特に問題はありません。

あくまでも応急対応の為に式場で来ているだけですので、寒さが気になる時だけ羽織ればよいのです。

 

ただしあまり明るい色の上着を準備してしまうとさすがに目立ちます。

ですから色だけは落ち着いた色のものを選んでください。

それさえ理解しておけば、胸元などにワンポイントが付いても大丈夫です。

背中にプリントが付いていても椅子の背で完全に隠れますので、焼香をする時だけ脱ぐようにすれば特に気にしなくて大丈夫です。

まとめ

小学生だと制服がないことも多いので、お葬式の服装をどうすればよいのか悩む人が多いです。

でもあくまでも「小学生らしさ」と「シンプルなスタイル」であればそれでOKなのです。

ですからこのポイントだけ覚えておけば、小学生のお葬式の服装は問題ないですよ。

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