お葬式で使うバッグに金の金具が付いていても大丈夫!?

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お葬式のバッグ選びは、「喪服選びよりも気を使わなくてもいい」と思っていませんか?

確かにお葬式のバッグは「黒い色のバッグ」という以外はあまり難しく考えなくても良いというイメージがあります。

ところがそのイメージが「マナー違反」の原因になります。

なにしろバッグには「金具がついている」というのがほとんどですよね?この金具が問題なのです。

今回はバッグについている金具にまつわるマナーについて詳しく解説!

金や銀など金具の素材にまつわるマナーについてもわかりやすく説明していきます。

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お葬式で使うバッグの金具は目立たなければ問題ない

お葬式に限らずバッグに金具はつきものですよね?

ファスナーや留め具、内ポケットのファスナーや取っ手の接続部分の金具など、装飾として使われているというよりもバッグの機能性として金具が使われていることも多いです。

もちろんお葬式用のフォーマルバッグにも金具は使われています。

ファスナーが付いているものもありますし、留め具もちゃんとついています。

ただしお葬式用のフォーマルバッグには、金具の付け方に特徴があります。

 

まずお葬式用のフォーマルバッグに取り付けられている金具は「見えない場所」に使われています。

例えばバッグを閉めるための留め具は、表側ではなく内側につけられています。

ですから正面から見ても留め具用の金具は一切見えません。

またファスナーが使われているのもバッグの内側のみです。

仕切り用の内ポケットにファスナーが付いていたりしますが、こちらも目立たないようにつけられているので問題ありません。

 

そもそもお葬式用のフォーマルバッグは、バッグの中身が見えないようにふたが付いています。

ですからバッグの中にファスナーが使われていても、実際に手に持った状態では金具が一切見えないようになっているのです。

 

・日常生活の中であなたは無意識で目的別にバッグを選び分けている

「わざわざお葬式の為にバッグを選ばなければいけないなんて面倒」とあなたは思っているかもしれません。

でも「お葬式だからバッグ選びをしなければいけない」ということではありません。

日常生活でも、あなたは目的別にバッグを選び分けています。

ただそれが無意識で行っていることなので特別なことというイメージがないだけです。

 

例えば近所のスーパーに日用品を買いに出かける時には、比較的コンパクトなバッグを選びます。

出かける目的がお買い物ですから、財布と携帯電話程度が入ればよいわけです。

しかも会計の時にスムーズに財布が取り出せるように、ふたが付いていないバッグを選びますよね?

また会計を済ませた商品を持ち帰るためのバッグであれば、「荷物がたくさん入る」「丈夫である」ということがポイントになります。

 

最近はほとんどの人利用しているエコバッグですが、エコバッグは荷物を運ぶために便利な機能に加えて「折りたたむとコンパクトに収納できる」という機能が加わります。

ですから使わない時にはバッグに入れて収納し、必要な時にだけバッグから取り出せるようになっています。

ただしこれらのバッグは「近所に日用品を買いに行く」という目的があるから選ぶわけですよね?

もし買い物をするにしてもその目的に買い物以外が加わっていたとしたら、あなたはきっと別のバッグを選ぶはずです。

 

例えば「デートの帰りに買い物をする」「病院へのお見舞いの帰りに買い物をする」「デパートでお中元の品物を注文したついでに買い物をする」であれば、近所のスーパーへ買い物に出かける時と同じバッグを選ぶことはないはずです。

なぜならあなたが出掛けるのは「日用品を買う」が目的ではなく「別の目的」もあるからです。

ですからバッグを選ぶときも、出かける目的で優先させたいことにあったバッグを選ぶわけです。

もちろんどこで何をするのかによってもバッグ選びは変わりますし、その日のファッションによってもバッグ選びは変わります。

 

つまり日常生活の中でもあなたは目的に応じてバッグを選んでいます。

これはあなたが普段から行っている行動ですから、何一つ特別なことではありません。

だからお葬式のバッグも「お葬式に行く」という目的の為にバッグを選ぶ必要があるのです。

ただしお葬式は日常生活でよくある出来事ではありません。

そのために「特別」というイメージがあるだけで、バッグ選びの考え方としては普段あなたが行っているバッグ選びと全く同じなのです。

 

・お葬式に使うバッグは「光るもの」はダメ

お葬式に行くことが目的でバッグを選ぶのであれば、「光るものはダメ」と覚えておいてください。

素材も光を反射させるものはダメですし、装飾で付いているリボンにもビーズやスパンコールのような光る素材が使われている場合はダメです。

このルールから考えれば、金具がついているバッグは「お葬式に行くためのバッグ」としては適していないことはすぐにわかりますよね?

もちろん金の金具は絶対にダメです。

 

そもそも金の金具はついているだけで目立ちます。

原則として見えない部分に金具が使われているのであればお葬式に行くためのバッグとしても問題ないのですが、ゴールドは金属の中でもゴージャスなイメージがあるので目立ちます。

だってバッグを持っているのに、一度もバッグのふたを開けないということはないですよね?

「バッグの中まで誰も見ない」と思うかもしれませんが、いつどこで誰の視線があなたに向けられるかはわかりません。

 

たまたまあなたがバッグのふたを開けた瞬間に誰かがあなたに近寄ってきて声をかけてきたとすれば、その人にはバッグの中を見られてしまいます。

またトイレに行ってハンカチを取り出すときも、バッグの中を周りの人に見られてしまいます。

だからこそ金の金具だけはバッグの内側であってもダメ!

せっかくそのほかはマナー通りの完璧なスタイルであったとしても、バッグの内側に金の金具がついているだけで「あの人、ホントはお葬式のマナーが分かっていない人だったわよ!」と周囲から笑われてしまうことになりかねないのですよ。

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お葬式に使うバッグで見落としがちな底の部分の金具にご用心

バッグの場合、床に置いた時にバッグの底の部分が汚れないように金具がついているものが多いですよね?

この金具はお葬式用のフォーマルバッグでもついていますので、基本的に問題ありません。

ただしお葬式用のフォーマルバッグの場合、底の部分の金具に金の金具を使うことはありません。

確かに底の部分の金具ですので目立たないといえばそうとも言えるのですが、バッグを置く場所によってはバッグを横に倒さないと倒れてしまうことがあります。

 

お葬式では何事においても「滞りなく進行していく」ということが大事です。

ですからバッグが手荷物台から落ちて大きな音を立ててしまえば、せっかくの厳粛な雰囲気が台無しになります。

それを防ぐためには、場合によってバッグを横に寝かしてから置くこともあるわけです。

また底の部分の金具が大きすぎる場合も避けた方がよいです。

 

あくまでもお葬式のバッグですから、金具がついているということは基本的にNGです。

でも飾りとしてバッグを持つというわけではありません。

必要最低限の荷物を入れて持ち運ぶという目的もあるわけですから、「目立たなければ許容範囲としましょう」というのが一般的な解釈です。

でもいくら目立たない部分についている金具とはいえ、あまりにも大きすぎれば目立ちます。

また大きすぎると感じる場合は「おしゃれをしている=カジュアルバッグ」と判断されます。

これは明らかにマナー違反になります。

マザーズバッグは金具がついていてもマナー違反にならない

赤ちゃん連れでお葬式に参加する時には、赤ちゃんのお出かけグッズをまとめて持ち運びが出来るマザーズバッグを使っても問題ありません。

赤ちゃん連れでお葬式に参加する場合は「赤ちゃんに負担がかからない程度で参加する」が大前提です。

ですから赤ちゃんのお世話グッズをひとまとめにして持ち運びが出来るマザーズバッグを持ち込んでも、お葬式のマナー違反にはなりません。

 

もちろんマザーズバッグには留め具やファスナーなどの金具もたくさん使われているでしょうが、これも気にする必要はありません。

色も黒である必要はありませんし、多少の柄は問題になりません。

ただし赤や黄色などの明るい色や派手なデザインの場合は避けましょう。

この場合は地味な色のトートバッグを代用してください。

この場合もあえて黒いバッグにする必要はありません。

シンプルなデザインであればよいので、生地の色が白であっても問題ありません。

まとめ

バッグの金具は基本的に見えなければOKです。

お葬式用のフォーマルバッグであればこの基本ルールはきちんと押さえられていますので問題ありません。

でも手持ちのバッグをお葬式用のバッグとして代用することを考えているのであれば、細かい部分もマナーに違反していないかチェックするようにしましょう。

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