お葬式の挨拶を立場や式典ごとに実例を交えてご紹介します!

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お葬式ではいろいろな場面で言葉を交わすシーンがあります。

もちろんそのときには必ず挨拶の言葉がありますが、喪主・各係・一般会葬者によってそれぞれ挨拶の言葉は違います。

もちろん言葉だけが問題ではないのですが、慣れないお葬式のシーンで「どんなふうに挨拶をすればいいかわからない」という人の方が多いです。

そこで今回はそれぞれのシーンでよく使われる挨拶の文例を実例で紹介!それぞれの挨拶のポイントも併せて解説します。

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お葬式での挨拶はこれさえわかれば怖くない!

喪主が挨拶を求められるのは、それぞれの儀式の開式・閉式のタイミングがメインです。

もちろん故人との対面の際にも挨拶は必要ですが、最も重要とされるのはお葬式での挨拶です。

お葬式での喪主の挨拶は、遺族・親族を代表して行うお礼の挨拶となるので文面も内容も他と比べると深いです。

でもそれ以外の場面では簡潔な挨拶が求められます。

ここではお葬式の挨拶を除いて、喪主が知っておくべき挨拶の言葉をまとめました。

 

・お坊さんへの挨拶

基本的にお布施は式の前にお渡しします。

菩提寺がある場合はお葬式の前に寺を訪れ、あいさつを兼ねてお布施を渡します。

葬儀社に紹介されたお坊さんの場合は、式の前にお坊さんとの顔合わせの席をセッティングしてくれます。

この時に挨拶と併せてお布施を渡します。

 

この時には「本日はご足労頂きありがとうございます。どうぞよろしくお願いします」と挨拶をし、お布施を渡します。

もう少し丁寧な挨拶をしたい場合は、「何分不慣れでございますので、ご住職のご指導をいただきますようよろしくお願いいたします」と一言付け加えると良いですよ。

 

・お坊さんが帰る時の挨拶

基本的に簡単なお礼の挨拶で結構です。

「本日はありがとうございました」だけでも問題ありません。もう少し丁寧な表現をしたいのであれば「ご丁寧なお勤めを賜り誠にありがとうございました」とすればよいです。

またお車代やお膳料を渡す場合は、「些少ではございますがお納めください」と言って渡すとスマートです。

 

・通夜式終了後の挨拶

通夜式の後通夜ぶるまいを別席にて準備している場合は、喪主の挨拶が必要になります。

挨拶のタイミングは司会者の閉式宣言の後になります。

話の内容のポイントは「来てくださってありがとう」「食事を準備しているのでご移動ください」の2点です。

 

ですから「本日はお忙しいところお越しいただきありがとうございます。

別室にて心ばかりですが食事の用意をしておりますので、故人の供養のためにもどうぞお召し上がりください」という程度の挨拶で問題ないです。

喪主の代理として子や孫が挨拶するときには、冒頭であなたの自己紹介と喪主が挨拶をできない理由及びお詫びをするのがマナーです。

 

例えば夫のお葬式で妻が喪主を務めているのに息子が挨拶をするのであれば、「本日は父のためにご参列いただきありがとうございます。本来であれば喪主である母が挨拶申し上げるところですが、突然のことに体調を崩しております。代わりに長男の私がご挨拶させていただきます」でOKです。

 

・通夜ぶるまい終了の挨拶

ここでは「お礼の挨拶」と「翌日の葬儀の案内」の2つがポイントです。

もちろん長く話をしたいという人もいるでしょうが、閉式まで残っている参加者の多くは翌日のお葬式にも参加します。

ですから参加者の負担とならない様に手短に挨拶をするのも大事なポイントです。

 

ただし通夜式に参加する人の方がメインという場合には、お葬式の挨拶と同じようにしっかりと感謝の気持ちを伝えることが大事です。

そこで最低限ここまでの挨拶が出来れば問題ないという例文を用意しました。

実際の現場でよく使っている挨拶文なので参考にどうぞ。

「本日はお忙しい中ご参列くださりありがとうございます。おかげをもちまして滞りなく終了することが出来ました。

また故人の生前の様子をお聞かせいただきありがとうございます。

私たちにも心温まる励ましの言葉をいただきましてありがとうございます。

まだお聞きしたいことやお話ししたいことはございますが、夜も更けてまいりましたのでお開きとさせていただきます。

なお明日は○○時より当式場にて葬儀・告別式を予定しております。

お時間がありましたがお見送りいただけると幸いです。

本日は誠にありがとうございました」

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お葬式で受付係を頼まれた時に知っておくべき挨拶の言葉

受付係は直接会葬者に対応する大事な係です。

もちろん挨拶の言葉も必要ですが、相手に対して失礼のないように正しい身なりと言葉遣い、表情、姿勢も意識します。

 

まず受付に会葬者がやってくると「この度はご愁傷さまでございます」とお悔やみの言葉があります。

これに対してあなたは「ご丁寧に恐れ入ります」「お忙しいところありがとうございます」と答えれば問題ありません。

 

ただ会葬者が多く受付に列ができている場合は、会葬者はお悔やみの言葉を述べずに目礼のみで済ませることもあります。

この場合は相手の億例に合わせて、相手よりも深いお辞儀をして応えます。

 

記帳が済んだら会葬者は香典を出します。この時に「どうぞお供えください」と声をかけられたなら「承知いたしました。ありがとうございます」などのように簡単な言葉で良いので返答するのが礼儀です。

また「御焼香所はあちらです」と式場の案内を最後に付け加えると、より丁寧な印象になります。

 

・お辞儀は丁寧に!

受付では挨拶以上にお辞儀が大事です。

ファーストコンタクトとなる場面では目礼で構いません。

腰を折る角度の目安は15度です。

ただし香典を受け取った際には目礼よりも深いお辞儀をして感謝の気持ちを表すことが大事です。

一般会葬者として知っておくべき挨拶の言葉

・遺体との対面の挨拶

遺体との対面をする時の挨拶は、「簡潔な言葉」が基本です。

お悔やみの言葉も「この度はご愁傷さまです」が最もオーソドックスですが、近い親族や親しい友人が喪主を務めている場合はもう少し自分なりの言葉で声をかけても問題ありません。

 

ただお悔やみの言葉を述べた後には、喪主が顔布をあげ故人と対面をします。

そのときには喪主や遺族の心の負担とならない様に声をかけずに顔を見ます。

終わったらその場で一礼をし、「ありがとうございました」と遺族にお礼を言います。

その後焼香をしてその場を離れます。

 

・式場での受付では

やはり「この度はご愁傷さまでございました」と声をかけるのが最もオーソドックスです。

ただ規模の大きなお葬式の場合は受付の時点で列ができています。

そのためお悔やみの言葉を述べず、その場で目礼をして手短に受付を済ませる方がよいです。

 

香典を出す時には「どうぞお供えください」と声をかけると丁寧な印象になります。

さらに「お参りさせていただきます」と言ってその場を去ると、より丁寧な印象になります。

 

・式場で喪主と少し話す時間があった場合

式場では待ち時間もあります。また儀式の合間には喪主も少し時間に余裕が出来ます。

このような時に喪主とあった場合は、「この度は大変でしたね。何かお手伝いがあればおっしゃってくださいね」「どうぞご自愛なさってくださいね」などと簡潔に声をかけると良いです。

 

・通夜ぶるまいの席では

通夜ぶるまいでは、喪主が着席している参加者のところに足を運び個別に声をかけることがよくあります。

ただこの時にあまり長話をすると喪主の負担になってしまいます。

喪主や個人との関係性によっても話す長さに違いはありますが、翌日にはお葬式が行われるわけですから、できるだけ喪主や遺族の負担とならない様に席に着いている時間や、話をする内容にも配慮するようにしましょう。

 

・お葬式では

お葬式は遺族や親族が中心となる葬儀式の後に、一般会葬者の焼香がある告別式となります。

あなたが式場に到着したときにはすでに喪主をはじめ遺族・親族は着席しています。

ですからすでに席についている状態のときに「少し時間があるから声をかけておこう」と声をかけるのはNGです。

 

なお葬儀・告別式が終わると、火葬場への出棺となります。

言葉を交わす時間はありませんが、やはり葬儀に参列したからには出棺の見送りまで立ち会うのがマナーです。

なお出棺の前に喪主の挨拶がありますが、この時も相手の挨拶に静かに耳を傾ける姿勢が大事です。

喪主がお辞儀をしたらそれに応える形であなたもその場で目礼します。

まとめ

挨拶の言葉には参考となる例文がたくさんありますが、挨拶をする意味は感謝の気持ちです。

ですから言葉に詰まるようなことがあったとしても、あなたの想いがしっかりと伝わるのであればそれも「正しい挨拶」と言えます。

難しく考えず、あなたの言葉で感謝を伝えられるようにするのが一番ですよ。

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