葬儀屋さんを選ぶ時はそれぞれの特徴をタイプ別に知っておこう!

葬儀屋 選び方,葬儀屋 選び,葬儀屋 特徴,葬儀屋 タイプ,葬儀屋 選び 特徴,葬儀屋 選び タイプ お葬式の豆知識

「満足できるお葬式をするには葬儀屋さん選びが大事」といいますが、ほとんどの人がそもそも「自分らしいお葬式」というイメージが持てないはずです。

だからお葬式屋さんを選ぶといっても、何を基準に選べば良いのかが分からないというのが現実なはずです。

そもそもお葬式には、一つとして同じお葬式はありません。

だから例えば家族の中でおじいちゃんとおばあちゃんのお葬式を体験したとしても、本来であればそれぞれのお葬式が違っていなければいけないのです。

それは「家族であったとしても人としての生き方はそれぞれ違うから」なのです。

つまり満足できるお葬式をするということは、「どのようなお葬式をしたいのかがハッキリと決まっている」ということが前提になってしまうのです。

どのようなお葬式をしたいのかという結論を出すのは難しいですが、それぞれのお葬式屋さんのタイプや特徴が分かれば、あなたと相性の良いお葬式屋さんを見つけることが出来ます。

そこで今回はタイプ別にお葬式屋さんの特徴を紹介し、あなたと相性の良いお葬式屋さんについて一緒に考えていきましょう。

スポンサーリンク

葬儀屋さんを選ぶ時のポイント

「葬儀屋さんはどこを選んでも一緒」というイメージがあるかもしれません。

確かに「良いお葬式屋さん」に巡り合うには「宝くじで大当たりすること」と同じ位難しいといわれることもあります。

でもそれは、それぞれのお葬式屋さんによって得な分野と苦手な分野があるからなのです。

 

葬儀屋さんのスタッフには派遣スタッフも多く含まれている

「お葬式屋さんに頼めば万事うまく物事が進む」と思っている人も多いのではないでしょうか?

この質問の答えは「確かにそのとおりである」という反面「そうとは限らない」とも言えます。

お葬式は日常的にある出来事ではありません。

介護や医療などのように常に仕事があるというわけでもありませんし、販売業のように売れれば売れるほど売り上げが上がるというものでもありません。

 

もちろん大手のお葬式屋さんであれば、年間の施工件数も多いですからそれらに対応するために社員を確保する必要があります。

でも大手のお葬式屋さんの数よりも、家族単位で行っているような小さなお葬式屋さんの方が圧倒的に数は多いです。

そのためお葬式の現場で働いているスタッフには、人手が必要になった時だけシフトを入れられるパート社員や契約社員のほかにも、派遣スタッフが担当することもあります。

 

派遣スタッフのレベルは「スタッフ次第」ということが多いです。

病院の引き取りから打ち合わせ、祭壇などの設営から湯灌・死に化粧、さらにはお葬式当日を仕切るディレクターまですべてを担当できるプロ中のプロもいます。

ただしこうしたスタッフがお葬式を担当する確率は、それこそ宝くじで大当たりするのと同じ位難しいのです。

 

正社員以外の殆どの葬儀スタッフは、ピンポイントで作業を担当します。

たとえば「通夜会場の接客担当者」「火葬場での受け入れ・湯茶接待の担当者」「お葬式会場の式場誘導員」「駐車場の係員」など様々です。

しかもピンポイントで作業を担当するために、お葬式の現場で困ったことがあったとしてもすべてのスタッフがその場で対応できるとは限りません。

だからこそ「葬儀屋さんのタイプの違い」を消費者である家族がきちんと理解しておくことが、満足できるお葬式にするポイントでもあるのです。

スポンサーリンク

葬儀屋さんのタイプ別に得意分野と苦手分野を知ろう

お葬式屋さんのタイプは、「どの部分に特化しているのか」によって得意分野と苦手分野があります。

大手葬儀社の場合

大手葬儀社の場合は、「自社ホールを持っている」ということが大きな強みです。

最近では住宅事情だけでなく家庭の事情もあって、自宅で遺体を安置することが出来ないこともよくあります。

こうした現代の諸事情にいち早く対応してシェアを拡大しているのが、自社ホールを持つ「大手葬儀社」です。

 

大手葬儀社のセレモニーホールは、自社施工だけでなく貸ホールとして他業者が利用することもできます。そのため基本的に多くの正社員を抱えているのが特徴にあります。

ただし大手葬儀社の場合は年間の施工件数が多いため、亡くなってからお葬式が終わるまでの間に行われる様々な儀式や現場が分業化されていることが多いです。

そのため「1人の担当者が1つのお葬式をすべて担当することが出来ない」というのがデメリットにあります。

 

互助会系葬儀社の場合

互助会系葬儀社の場合も、ほとんどが自社ホールを持っていますただしセレモニーホールを利用することが出来るのは「自社施工のみ」となっています。

そのため、「別の葬儀社を使って互助会のセレモニーホールを利用する」ということは出来ません。

デメリットは大手葬儀社の場合とほぼ同じです。

ただし互助会系葬儀社には「積立制度」というものがありますので、事前に葬儀費用を少しずつ積み立てして準備しておくことが出来るのがメリットにあります。

 

小規模な葬儀社の場合

小規模の葬儀社の場合は、1人の担当者が最初から最後まで対応してくれる点が安心店として挙げられます。

ただしそれぞれの葬儀社のレベルには違いがあるため、「どこの葬儀社を選ぶのか」が満足の行くお葬式にするための必須条件となります。

デメリットとしては、規模が大きくなるほど派遣スタッフを利用する点です。

派遣スタッフのレベルも人によってそれぞれ違いますから、良いスタッフに恵まれていれば満足に繋がりますが、質の悪いスタッフの場合はサービスやマナーの悪さが目立つお葬式になります。

 

生花店が母体の葬儀社の場合

母体が生花店である葬儀社の場合は、質の良い花祭壇を低価格で提供してもらうことが出来るのが最大のメリットです。

「宗教色をあまり出したくない」という人が増えているため、仏教式であっても白木の祭壇ではなく花をベースにした花祭壇を利用する人が増えています。

ただしそもそも母体が生花店であるということから、葬儀に関するスキルや知識が低い社員が対応したり、葬儀特有の儀式などについては派遣スタッフを利用することもよくあります。

支払方法から葬儀社を選ぶこともできる

お葬式屋さんの選び方は、葬儀費用の支払い方法によっても選び分けることが出来ます。

お葬式に関するお金には「葬儀社に支払うお金」「宗教者に支払うお金」「火葬料金」の3つがあります。

中でも最も金額が大きいのが「葬儀社に支払うお金」です。

 

基本的には一括払いとなるため、家族にとっては大きな負担となります。

でも葬儀社によっては、クレジットカード払いで対応してくれる葬儀社さんもあります。

そのため「まとまったお金を準備することが出来ない」という場合は、クレジット対応してくれる葬儀社を選ぶという方法もあります。

 

支払期限も葬儀社によって異なるのですが、大手葬儀社および互助会系葬儀社の場合は、「葬儀終了後1週間以内」または「初七日の翌日」を支払期限とするのが一般的です。

ただ家族経営をしている葬儀社の場合は、普段から家族との付き合いがあることも多いため支払期限に関しても柔軟に対応してくれることがあります。

ただし小規模な葬儀社の場合はカード払い対応をしていないことが多いため、支払期限に融通が効いたとしても一括払いが原則です。

まとめ

お葬式屋さんといっても、様々なタイプがあります。

得意分野や不得意分野の違いだけでなく、葬儀費用の支払い方法などにも違いがあります。

どのようなお葬式をしたいのかということは、実際にその時が来て打ち合わせをする段階でも考えることは出来ます。

ただ「どこの葬儀社に頼むのか」については、あらかじめ検討しておく方が良いでしょう。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました