葬儀社の仕事とは!?仕事内容や向いてる人など湯灌士が解説します!

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お葬式に対するイメージは、人それぞれです。

でもそう言い切れるようになったのも、インターネットやテレビなどのメディアがお葬式を積極的に取り上げるようになったからです。

とはいえお葬式の仕事には必ず「人の死」が関係しますので、発信される情報は限られています。

もちろんメディアで取り上げられているのはお葬式のほんの一部分だけです。

 

でも今の葬儀業界には、お葬式とは縁のないような若い人もたくさん働いています。

ただ残念なことに、葬儀業界から去っていく人も同じ数だけいます。

なぜなら「理想と現実の違い」があるからです。

そこで今回は「葬儀社ではどんな仕事をするのか」「葬儀社で働く人はどんな人が向いているのか」「なぜ理想と現実に違いが起きるのか」ということを、現役の湯灌士がわかりやすく解説しながら葬儀社の仕事を説明していきます。

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葬儀社の仕事とは!?

葬儀社のキャッチフレーズでよく使われるのが「まごころのサービス」です。

このキャッチフレーズをどう解釈するのかが、葬儀社で働くうえで最も大切になります。

「まごころ」という意味を紐解いてみると、「嘘偽りのない」「誠意」という意味が出てきます。

確かに葬儀社に必要なことは「誠意」です。

でもその誠意を形で示さなければいけないということが、葬儀社で働くうえで最も難しいことです。

 

一人前の葬儀スタッフとして認められるまでには努力が必要

葬儀社で働き始めると、初日から覚えることの多さに戸惑います。

なぜならお葬式を行う上で必要になる備品や商品の種類は山のようにあるからです。

もちろん最初は名称を覚えることから始めることになるのですが、すべての名称を覚えるだけでも少なくとも半年はかかります。

たとえば日本で最も一般的なお葬式のスタイルである「仏式」のお葬式を例にあげましょう。

 

仏式のお葬式に必要な道具には、大きく分けるだけでも「安置直後に必要になる仏具類」「納棺時に必要になる仏具類」「葬儀式で必要になる仏具類」「祭壇の各道具」「儀式に必要な供物類」があります。

もちろん仏教には宗派によって葬儀に対する考え方が違いますので、それに伴って必要になる道具も変わりますし決まり事もあります。

 

仏式だけでもこれだけの種類がありますが、お葬式における宗教は仏教だけではありません。

神道やキリスト教、友人葬(創価学会の場合のお葬式)のほかにも、様々な新興宗教などあります。

なぜなら宗教において「死」は最大のテーマですから、宗教によって儀式やお葬式の進行の仕方、必要になる道具も変わります。

そのため、これらを覚えるだけでも1年以上はかかります。

 

さらにお葬式が難しいのは「風習」が関係することです。

お葬式には地域に伝わる風習やしきたりも重視しなければいけません。

地方に行くほどその傾向が強くなるため、こうした地域ごとの風習やしきたりについても学ばなければいけません。

そのため地方の葬儀社では地域の風習に特化していることも、葬儀社に求められるサービスになります。

 

とはいえ最近では「早期定年後に田舎暮らしをする」のがシニア世代のブームになっているため、地方の葬儀社であっても都会からの移住者の葬儀を請け負うこともあります。

ですから地方の葬儀社であっても、地域のお葬式にだけしか対応できないのでは困ります。

もちろんここまで揚げてきたことをすべてクリアできたとしても、プロの葬儀社とは言えません。

つまりここまでのことが分かってはじめて「プロの葬儀社としてのスタートライン」に立つことが出来るのです。

だから葬儀業界においては最低でも3年以上葬儀の現場で働いていなければ、転職する場合でも「経験者」としては認められません。

葬儀社が扱う商品は「全て形が残らないもの」

葬儀社が扱う商品には様々なものがあります。

でも共通しているのは、「形に残らないものである」ということです。

そしてそのことが、お客様に「葬儀社に支払う金額が高い」と思われる最大の原因でもあります。

 

考えてもみてください。どんなに高級な木材を使い五面すべてに細かな彫刻が施された棺だとしても、火葬してしまえば灰になります。

骨壺だって同じです。骨壺の場合は、形は残っても納骨してしまえばその姿を見ることは出来ません。

ですから「手元に残らない」ということを考えれば、棺と同じく「形に残らないもの」といえます。

 

では最も金額が高い「祭壇」はどうでしょうか?

これもどんなに立派な祭壇を注文したとしても、お葬式が終わった後に自宅に持って帰る人はいません。

生花祭壇を選んだ場合も同じです。

何しろ「生花」なのですから、いつかは枯れます。

 

つまりお葬式の費用の中で高額商品といわれるものは、すべて形に残らないのです。

形に残らないものに対して、お客様は数十万~数百万円を支払うのです。

しかもお葬式は「人の死」が関係していますから、あらかじめ準備をすることは出来ません。

 

ある日突然その日が訪れ、身も心も疲れ切った状態でお葬式に臨みます。

悲しみにひたる間もないほど忙しい遺族にとって、お葬式の記憶は一体どれだけ残っているのでしょうか?

そう考えると「葬儀社が扱うのは記憶にも形にも残らない高額な商品」ということができるはずです。

 

葬儀社の仕事は究極のサービス業

「形に残らない」「記憶に残らない」のに高額な商品をわずかな期間に支払わせるのが、言ってみれば葬儀社の仕事です。

どんなに高級な棺や骨壺、最高ランクの祭壇を選んでも、お客様が満足するとは限りません。

また値段を安くしても、サービスが悪ければお客様は満足しません。

 

もちろん高額な葬儀になればなるほど、お客様から求められるものは大きくなります。

高額なお葬式となれば、お葬式の規模も大きくなります。

ですから葬儀を担当する責任者も社内でトップクラスの社員が担当します。

では規模の小さなお葬式なら、特別なスキルは必要ないということなのでしょうか?

 

そんなことはありません。形に残らないものにお金を出していただくということは、「お客様が満足しなければ価値がない」といえます。

高額な葬儀であったとしても、お客様が「満足に値するサービスを提供してもらった」と思えば「妥当な金額だった」と感じます。

逆にいくら安いお葬式でも、お客様が満足しなければ即クレームにつながります。

 

お葬式は「大切な人の死」が関係しますから、クレームの内容によっては賠償問題にまで発展する恐れもあります。

つまりどの現場に立ったとしても、最高のサービスを提供しなければならないのが葬儀社の仕事なのです。

もちろんトップレベルのプロと呼ばれる葬儀スタッフであっても、常にこの不安を抱えています。

その不安を常に忘れないでいるからこそ、徹底したサービスを目指します。

 

家族に寄り添う立場にある担当者ほど、その不安と戦いながら「どうすればお客様が満足してくれるだろうか?」ということを必死に考えます。

だから本当の意味での葬儀社の仕事を知る人は、「葬儀社の仕事は究極のサービス業」といいます。

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葬儀社ではどんな人が働いているの?

葬儀社の規模や企業の考え方によっても、葬儀社での働き方には違いがあります。

大規模な葬儀社になるほど、作業を分業化しそれぞれの分野のプロを短期間で作り上げていきます。

ただしこのように分業化された葬儀社で働いる場合は、転職する時に不利になります。

つまり「本当の意味での葬儀社の仕事が分かる経験者」とは見なされないため、かえって経歴が採用に不利になることもあります。

 

葬儀社の仕事の中でも「プロの仕事」と呼ばれる分野がある

葬儀社の仕事の中には、業界の中でも専門職として認められる分野があります。

例えば遺体のプロである「湯灌士」や特殊なデザインを花で表現する「葬儀専門の花屋」などは、業界の中でも「一般的な葬儀社」の仕事とは言いません。

なぜなら特殊な技術と専門知識が必要であり、経験も重要になるからです。

 

もちろんこれらのような専門職も葬儀に直接関係してきますので、大きな意味で言えば「葬儀社の仕事」になります。

ただし特殊な分野に特化した専門職となるため、葬儀社ではなく独立した業者としてお葬式にかかわります。

言い換えれば特殊な争議専門業者で経験を積んだ人は、葬儀社への転職も有利になるといえます。

葬儀社で働くのに向いている人は?

葬儀社はセレモニーという要素があるため、見た目の印象も必要になります。

ですから若い人や女性も、数多く活躍しています。

もちろん初めてこの業界に入るのであれば、入社した初日から分からないことだらけです。

わからないうえに緊張の連続ですから、苦しいと感じることも多々あります。

そんな業界だからこそ、次にあげるタイプの人は「お葬式の仕事に向いている」といえます。

 

葬儀社で働くのに向いている人のタイプ

・向上心がある人

・心配性な人

・素直な笑顔が出来る人

・サービス業が好きな人

・人と会話をすることが好きな人

・観察力の鋭い人

まとめ

葬儀社の仕事の全体像をざっくりと説明してみましたが、なんとなくイメージがつかめたでしょうか?

メディアで取り上げている葬儀社の仕事は、あくまでも表に見せることが出来るほんの一部分だけです。

見えないところでたくさんの人が関わり、様々な仕事があります。

もしもあなたが葬儀業界で働きたいという気持ちに変わりがないのであれば、ぜひ飛び込んでみてください。

努力し続け自分を磨き続けていけば、必ずトップレベルの葬儀スタッフになれるはずです。

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