遺影写真を自分で撮影する!最高のできにするためのポイントとは!?

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遺影写真を自分で撮影するのも、終活の一つとしては素敵ですよね。

もちろんいざその時が来た時にあなたがその写真を見ることはできません。

でもその写真がいつまでも大好きな家族のそばにあるということを想えば、それって素敵ですものね。

でも遺影写真として自分で写真を撮るのであれば、知っておいてほしいポイントがあります。

今回はあなたが納得できる遺影写真を自分で撮影するためのポイントをわかりやすく解説します!

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遺影写真を自分で撮影するポイント!

遺影写真というものは、必ず加工されます。

これはどんなにあなたが「これを遺影写真にしてほしい」といっても難しいです。

 

まず遺影写真はお葬式では祭壇の中央に飾るものですから、ある程度のサイズが必要です。

しかもお葬式のときに一番重要なのは「顔(表情)」です。

ですから顔が写真の中央に来るように切り取って引き伸ばす作業が必ず必要になります。

 

たださすがに顔の部分だけ切り取って遺影写真に加工するということはありません。

一般的に胸元から上の部分を切り取り、引き延ばし加工をします。

ということは全身写真をいくらとっても意味がないのです。

 

さらに「全身写真」と「顔をアップにして撮った写真」では表情が違うということをご存知でしょうか?

その証拠にこの2つを横に並べて見比べてみるとすぐにわかります。

 

まず顔をアップにして撮った写真は、表情がとても豊かです。だって顔のアップを写真に撮るということはよほどの関係でなければあり得ませんよね?

第一その人のことをあなたが信頼していなければ、カメラを顔の近くまで近づけることなんて絶対にさせないはずなのです。

 

人にはパーソナルスペースというものがあるので、「ここから先は他人には入り込んでほしくない」という境界線があります。

でもアップの写真を撮るためにはその境界線に入らなければ撮ることはできません。

そこに入り込んで写真を撮らせるということは、写真を撮る人とあなたの間に何らかの信頼関係がないとできません。

そんな人がカメラを向けるからこそ、あなたは素直な表情で写真に写ることが出来ます。

 

ところが全身写真の場合はちょっと違います。

やっぱり少しでもスタイルをよく見せたいと思う気持ちは誰でもありますので、いつもと違ったポーズをとったり体の向きをやや斜めに向けたりしませんか?

 

それに表情も見てください。

ちょっと緊張した顔をしていますよね?

それはそうです。

カメラを向ける人も全身がきれいにフレームの中に入るようにある程度の距離をとるはずですし、あなたとしてはいつシャッターが切られるのか気になって表情が硬くなっているはずですもの…。

 

ですから自分で遺影写真を撮るのであれば、基本は「胸元からアップにした写真」です。

そして誰かにカメラのシャッターをお願いするのであれば、一番あなたが好きな人に撮ってもらってください。

そうすればどんな写真でも最高の一枚になります。

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遺影写真を最高のできにする3つのポイント

・服は自分が大好きな服を着て!

「遺影写真のための写真を撮るぞ!」と思ったとき、誰もが思うのが服装のことです。

過去に私は「遺影写真を自分で撮りましょう」という終活講座を担当したことがありますが、この時も受講生の中から一番多く質問が出たのは服のことでした。

 

でもこれははっきり言いますが「一番自分らしくいられる服」がベストです!たとえそれが派手なデザインであっても、その服を着ているときのあなたはとても幸せなオーラに包まれています。

幸せなオーラって表情に出てくるのですが、普段の生活をしていると何となくそのことに気が付かなかったりします。

 

でもちょっと思い出してください。

お気に入りの服を着ると「なんだかテンションが上がる!」とか「ワクワクした気分になる」「オシャレに気合が入る!」という経験はありませんか?

それが幸せオーラに包まれている証拠です。

 

幸せオーラに包まれているときのあなたは、とても生き生きとした表情をしています。

それはあなたも幸せになるオーラですし、周りも幸せにすオーラです。

服一つ違うだけでも、人ってやっぱり気持ちが変わるのです。

 

たとえばどんなに幸せオーラを日々感じていても、喪服を身に着けた途端何となく気持ちが落ち込みませんか?

もちろん好きで喪服を毎日来ている人もいますが、それはその人にとって喪服が最も自分らしくいられるからであって普通はそうではありません。

でも気分が落ち込んでいるときに思い切って華やかな服や明るい色を着ると、たったそれだけなのに元気になった気になって笑顔が自然に生まれたりします。

 

この幸せオーラが、遺影写真を自分で撮るときには大事なのです。

これを忘れるとどんなに良い表情であっても、見ていてさみしい印象になります。

だって今作ろうとしているのはあなたのブロマイドではなく遺影写真なのですよね?

最後にお別れに来た人に笑顔で「ありがとう!」を伝えるために作ろうとしているのですよね?

 

それならばまずは私のいうことを信じて、大好きな服で写真を一枚撮るところから始めてください!

その出来栄えに「服のマジックって本当にあるんだ!」と分かってくれるはずです。

 

・背景にも気を付けて!

遺影写真の場合、背景の加工をすることもできます。

でも遺影写真専門でやっているプロのカメラマンが言うには「背景は加工しない方がきれいな写真になる」と言います。

 

私はその話を聞いたときに「本当かな?」とちょっと疑いました。

でも加工しない写真と加工した写真を見せてもらったときに「なるほど、全然違う」と思いました。

 

まず簡単に言うと、背景を処理する作業をするとどうしても必要になるのがヘアスタイルの修正です。

様々な背景パターンがありますが、そこにあなたの写真を切り取り背景写真に貼り付けます。

するとどうしても背景写真とあなたの写真の境界線に不可解な区切りが出来てしまいます。

 

もちろん最近の加工技術はすごいので細かい部分まできちんと処理してくれます。

でもやっぱり違うのです。

わたしがその違いを知るために魅せられた写真は、自宅で撮られた笑顔の男性の写真でした。

 

もちろん修正前の写真には、自宅の様子がそのまま写真に写っています。

修正するとその部分はすべてきれいに消されるのですが、修正される前の方がなぜか表情が生き生きして見えました。

どうしてなのかとカメラマンに聞いたところ、背景を修正するということはやはり不自然だからだといいます。

 

手を加えればきれいにはなりますが、その写真に思い出が見えてきません。

自宅の様子が写っている写真にはその人の日々の生活を感じました。

またそのことを通して「この人はきっとこの家が大好きだったんだろうな」というイメージがわきました。

つまりプロのカメラマン曰く「加工すればするほど不自然になる」ということらしいのです。

 

ただ私も葬儀のプロなのでちょっと意地悪な質問ですが「それってプロのカメラマン目線というだけなんじゃないの?」と聞いてみました。

すると今度はカラーペンを持ってきて、「好きな色でこの人の背景を塗りつぶしてみて」といわれました。いわれたとおりにしてみると納得…。

 

私が実際にやってみて納得した方法なので、気になる人は同じように一度試してみてください。

これ以上は実際にやってみないと伝わりません。

でも私は言われたとおりにやってみて、背景はそのままの方が生き生きとした表情になるということを実感しました。

 

もしも本気で最高の遺影写真を撮りたいと思うのなら、まずはこの違いをあなた自身が確かめてみてください。

そのうえで私と同じように感じたならば、背景にもあなたが好きな場所や風景を選ぶようにしてくださいね。

 

・自撮りするより誰かに取ってもらった方が絶対にいい写真が撮れる

「自分で遺影写真を撮る」というテーマで説明していて最後のポイントに「誰かに撮ってもらう」と書くのは矛盾があると理解しています。

でもこれも本当に違うんです。

特に好きな人に取ってもらうと、お気に入りの場所で自撮りするよりも表情がとっても素敵なのです。

 

それはその人に対する愛情が表情に出てくるからかもしれません。

逆に取る人の愛情があなたの一番良い表情を無意識に選び取ってシャッターを切っているのかもしれません。

でも間違いなく素敵な写真が撮れます。

もしも好きな人がいなければ、友達でも子供でも孫でも構いません。

 

でもこれも終活の一つなのです。

友達や子・孫に写真を撮ってもらうということは、その人とその瞬間時間を共有することになります。

写真は時間を切り取ったものですから、その記憶はお互いの心の中に残ります。

これはお葬式においてもとても大事なことなのです。

 

それに今すぐこの世を去るわけではないのですから、誰も写真を撮ることを嫌がったりしません。

ただし「遺影写真を撮るのを手伝って!」と言ったら誰だって嫌がります。

でも「上手に取れたら遺影写真にしてもらおうかな?」とジョークを加えるのならそれもいつの日かいい思い出になります。

遺影写真を自分で撮影するなら少なくとも1年に1度は撮りなおすこと

意外と多いのが「一度撮ったらそれで終わり」とする人です。

これはあまり良くないですよ。日々人は歳をとるわけです。

歳を重ねれば当然しわも白髪も増えます。

 

もしも60歳の時に「よし、これを私の遺影写真にしよう」と決めたとして、あなたが100歳でこの世を去ったとしたら残された人には60歳から100歳までの40年分の思い出がすべてなくなってしまうことになります。

まして孫やひ孫から見れば、100歳のあなたを見慣れているのに突然40年前の60歳のあなたの写真が遺影写真になるのです。

 

共に過ごした時間の中で覚えている顔と写真にあまりにもギャップがあると、家族だけでなく周りの人もびっくりします。

さすがにこの例はわかりやすく説明するためにあえてオーバーに説明しましたが、実際にはそういうことは数年単位でも起こるのです。

 

それに遺影写真を撮るのはあなたが死ぬことを覚悟したからですか?

それとも死を宣告されたからなのですか?

もしそうであれば、あなたの望む通りにするのが一番です。

 

でも終活として遺影写真を撮るというのであれば、あなたの人生はこれからも長く続きます。

1日、1か月、1年と過ぎる中にも新しい出会いや幸せな出来事は待っています。

そのときの幸せオーラを残しておくことの方が終活をする意味としては正しいと思いますよ。

まとめ

遺影写真を自分で撮るということはとても素敵なことです。

歳を重ねていくとどんどん写真を撮ってもらう機会が減ってきます。

逆に子や孫などの写真を撮る方が増えているはずです。

でも写真を撮りあなた自身で今の自分に向き合うということは、あなたの人生を見つめなおすことにもなります。

 

それに幸せなオーラにあふれたあなた自身の写真を見れば、「来年はもっと素敵な写真を撮るために頑張ろう!」と思うことが出来るはずです。

そんな素敵な終活であればきっと家族も賛成してくれるはずですよ。

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