葬儀の喪主が若い場合に周囲の親族や友人がしてあげられることって!?

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喪主さんが若い方の場合、親族や友人として何とか喪主を支えてあげたいと思うはずです。

でも遺族ではない分、「どこまで手出ししていいのか正直なところ分からない」というのが本音なのではないでしょうか?

特に最近は、規模の小さな家族葬でお葬式を行うことが多いです。

そのため喪主の友人の場合は、「家族ではない友人がお葬式に参加しても良いのか?」という疑問もあるはずです。

そこで今回は若い喪主の親族や友人の場合、どんなことをすればよいのか、どのような対応をすることが喪主にとって本当に役立つことなのか、さらには親族・友人だからこそやってはいけないことなどについてわかりやすく説明します。

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親族・友人だからこそ若い喪主のためにやってあげられることがある

喪主には様々な役割があります。

お葬式の手配や故人の代理としての役割、さらに参列してくれた方への配慮など様々です。

でも忘れてはいけないのは、お葬式までの数日間を慌ただしく過ごさなければいけないのに、当の本人は精神的に非常に追い詰められた状態にあるということです。

人の死はいつ訪れるのかはわかりません。

病気療養の末に亡くなった場合は、医師から余命の宣告を受けているはずですからある程度の覚悟はあるでしょう。

それでも実際に死がいつ訪れるのかまではわかりません。

さらに突然死や事故死、自殺などの場合は、予告なしに死が訪れます。

どのような死を迎えたとしても、死がいつ訪れるのかはわからないわけです。

ですから故人と最も近い喪主となれば、そのショックと動揺は想像以上のものです。

もちろん年齢とともにお葬式に参列する回数は増えていきます。

ですからある程度年齢が高い喪主の場合は、なんとなくお葬式の流れや内容を分かっているだけにまだ考えるだけの余裕が少しはあります。

ところがまだ年齢の若い喪主の場合は、お葬式についての知識もほとんど無いはずです。

もしかしたら家族のお葬式が、人生で初めてお葬式に参列するという人もいるかもしれません。

ですから家族を失った悲しみ以上に、「どうやってお葬式を進めていけばよいのかわからない」という不安な気持ちと「自分が喪主なのだから絶対に失敗してはいけない」という強い使命感の間で常に揺れ動いています。

 

若い喪主にはそばに安心できる人がいるというだけで十分

今の日本では病院で死を迎えることの方が多いです。

そのため家族が死を迎えるまでには、危篤状態に陥ります。

危篤状態の期間はその人の病気の進行状態や体力次第で変わってきます。

数日間で死を迎えることもあれば、1か月以上危篤状態が続くこともあります。

つまり亡くなる前からすでに喪主は、精神的にも体力的にも限界の状態なのです。

そんな状態が続いた後にやってくるのがお葬式です。

お葬式で行う儀式の進行や準備などはほとんど葬儀社が行ってくれますが、葬儀社への手配は全て喪主が行います。

そのためどんな状態であったとしても、喪主が葬儀社と直接打ち合わせをして様々な手配をしなければいけません。

でもすでに限界状態にあるわけですから、葬儀社の料金プラン表を見ても正直言って内容をほとんど確認する余裕などはありません。

ですから葬儀の内容も「葬儀社がすすめるのであれば必要なのだろう」と思うだけで、実際にどんな風にこれからの数日間を過ごせばよいのかも全く予想できていないというのが正しい状況です。

ただただ「喪主なのだからしっかりしなければいけない」という想いだけで、極限の精神状態を何とか乗り切っています。

葬儀社の打ち合わせが終わっても、喪主には様々な仕事があります。

そのため家族の死にゆっくりと向き合う暇もなく、次から次へと儀式や打ち合わせに対応しなければいけません。

だから喪主は「自分が今、何をしているのか」さえもわかっていないのが正直なところでしょう。

だからこそ、少しでもその心の状態を楽にしてあげることが大切です。

「何をすればよいのか」ではありません。

喪主のことを心から心配してあげることが出来る人が一人でも多くそばにいてくれることが、極限状態の喪主にとって何よりも励みになるのです。

お葬式が終わった後が最も支えが必要!

昔のお葬式は「3日間戦争」といわれていました。

今のように遺体の保存技術も発達していませんから「いかに遺体の状態を保ったまま葬儀を終わらせるか」が最大のポイントでした。

そのため亡くなってから2~3日以内にお葬式をするということの方が多かったです。

でも昔のお葬式は、親族だけでなく近所の人もたくさん手伝いに来てくれました。

そのためこまごまとしたことは全て周囲に任せて、喪主や遺族は家族との別れに徹することが出来ました。

でも今は家族葬のようにお葬式に呼ぶ人の人数も少なくなっています。

また都会では普段から近所付き合いがない事の方が多いため、近所に住んでいてもお葬式のことを知らさないこともよくあります。

つまり現代の若い喪主には、すべての手配と責任がのしかかっているのです。

もちろん「喪主としての責任」がありますから、お葬式が終わるまでは何とかギリギリの精神状態のままで乗り切ります。

でもお葬式が無事に済むと、闘病中から葬儀終了まで途切れなく続いた緊張感から解放されます。

それと同時に、大切な家族がすでにこの世にいなくなったことを改めて実感し深い悲しみが襲ってきます。

これは喪主であればだれでも体験することではありますが、より強く反応が出るのは若い喪主の方です。

そのためお葬式が終わるまでのサポートも大切なのですが、それ以上にお葬式が終わった後の心のサポートの方が大切です。

なにしろお葬式が終わった後も、初七日法要や四十九日法要、納骨などまだまだ分からないことや不安なことはたくさんあります。

さらにお葬式が終わるまではそばにいて何かと若い喪主をサポートしてくれた近い親族たちも、さすがにお葬式後のサポートまでは手が回りません。

つまりお葬式が終わった後も、喪主の孤独な戦いはずっと続くのです。

こうした状況にある若い喪主を支えることが出来るのが、普段から付き合いがありお互いに話がしやすい関係にある親族や友人なのです。

そして若い喪主が一日も早く笑顔を取り戻すためには、周囲の長期的なサポートが何よりも大切なのです。

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若い喪主のために親族が出来ることと注意点

親族にも普段から付き合いがある親族と、親族ではあるがほとんど付き合いがない親族に分かれます。

もしもあなたが普段から付き合いがある親族なのであれば、喪主のそばで直接サポートをしてあげてください。

何しろ喪主は、正しい判断が出来ない状態にあります。

冷静になれば無駄を見抜くことが出来ますが、家族の死の直後の喪主にはその判断が難しくなります。

ですから出来ることならば、打ち合わせの段階から喪主に寄り添ってあげてください。

 

★親族として注意すべき点

たとえ普段から付き合いのある親族であっても、経験豊富な親族でなければ葬儀の打ち合わせなどに直接かかわるのは避けるべきです。

その代りお葬式には様々な手伝い係が必要になります。

しかも親族でなければ対応できない係もあります。

ですから若い親族の場合は、自分の方から率先して手伝い係を申し出てあげてください。

たったそれだけのことですが、「手伝い係を誰に頼めばよいかわからない」という喪主の不安を少しでも解消することが出来ます。

若い喪主のために友人が出来ることと注意点

友人の場合は、たとえ家族葬であってもお葬式に参加してあげてください。

出来ることならば、お葬式に関わる全てのことに立ち会ってあげてください。

でもあなたが特別なことをする必要はありません。

ただ「あなたの存在がいつもどこかにある」ということが、若い喪主の心の支えになります。

ただ喪主は分刻みのスケジュールで動いていきます。

そのためたとえあなたの姿をみていたとしても、あなたのそばに駆け寄り声をかける時間がないかもしれません。

それでもあなたが「自分と同じ場所にいてくれる」ということが、若い喪主にとって何よりも心強く感じられるはずです。

 

★友人として注意すべき点

友人の場合は、一定の距離を保ちつつ若い喪主を見守るということが大切です。

ですからあえて自分の存在をアピールしに行く必要はありません。

またお葬式の際のお悔やみの挨拶も、わざわざ難しい言葉でかける必要はありません。

「大変だったな」「何かあればすぐにいってくれよ」の一言で良いのです。

ただし絶対に言ってはいけないのが、「頑張れ」の一言です。

あなたに言われなくても若い喪主は自分の限界以上に頑張っています。

頑張っている人に対して「頑張れ」と声をかけることは、さらにプレッシャーをかけるだけです。

それよりも何か話をしたそうにしている時や話しかけてきた時に、「そうか」「うん、わかるよ」などうなずいてあげてください。若い喪主には気持ちのはけ口がありません。

ですから、どんな会話であっても話を聞いてあげることが大切なのです。

まとめ

若い喪主の場合は、人生経験が豊富な喪主よりも心のケアが大切になります。

最近は家族葬というお葬式のスタイルが増えていますが、家族葬はあくまでも小規模なお葬式というだけで親族や友人が参加しても問題はありません。

付き合いの深い親族や友人は普段の喪主の様子がよく分かる分、喪主のその時の心理状態や心の変化がよく分かるはずです。

サポートするあなたにとっても精神的に負担が大きくなるでしょうが、その分必ず相手にあなたの気持ちは伝わります。

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