家族葬で香典を辞退する告知の方法や角の立たない断り方は!?

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お葬式の費用をできるだけ抑えるために、お香典の受け取りを辞退する家族が増えています。

確かに香典を受け取れば、香典返しが必要になります。

どのくらい準備をすればよいのかということも悩むところですが、品物を準備すればその分費用もかさみます。

そのため予算の範囲内でお葬式をするには、香典返しを準備しないという方法が取られます。

では実際に家族葬で香典を辞退するとした場合、どのようにして弔問客に告知をすればよいのでしょうか?

また弔電や供花を贈りたいという申し出があった場合、どのようにして断れば相手に対して角が立たないのでしょうか?

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家族葬の香典辞退について

お香典や供花などは、あくまでも弔問客の善意です。

故人との付き合いによっては、家族同様の付き合いをしている場合もあります。

もちろん弔問をする・しないについても、相手側としても十分に考えたうえでのことです。

 

そもそも家族葬という言葉が与える印象は「家族のみで行うお葬式」という意味も込められています。

友人という立場であれば、「家族ではないから遠慮すべきだろう」という判断になるとは思いますが、それでもどうしても最後のお別れをしたいという気持ちが強い場合は弔問します。

では親族の場合はどうなのでしょうか?

 

家族葬の場合、お葬式に呼ぶ親族の範囲をどこまでにするのかということも問題になります。

誰も呼ばずに家族だけで送るという方法もありますが、それではあまりにも寂しいと感じるかもしれません。

かといって親族の範囲が広い場合は、すべての親族に訃報連絡をしてしまうと「普通のお葬式と同じようになってしまう」という不安もあります。

参加する人数が多くなれば、たとえ親族であってもその対応に苦慮します。

 

とはいえ「親族」の場合は、呼ばれた人と呼ばれなかった人がいるとそのことが問題になります。

こうしたトラブルを避けるために「親族には一切連絡をしない」という人もいます。

でもその場合でもいつかは訃報を伝えなければならないですから、その時に相手が呼ばれなかったことを納得できるかどうかが問題になります。

 

近親者・親族は「香典辞退」とあっても香典を準備するのがマナー

家族葬で「香典辞退」とする人が増えていますが、これはあくまでも一般会葬者からの香典を意味します。

一般会葬者の対象となるのは、友人・知人・職場関係となります。

ただし香典辞退としても近親者・親族の場合は香典を準備するのがマナーです。

また準備された香典は、ほとんどの人が受け取ります。

 

では近親者・親族は返礼品を必要とするのでしょうか?

これは「近親者・親族は自発的に辞退する」が一般的です。

返礼品は使用した個数分が費用として請求されます。

つまり家族の負担を減らすためには返礼品を辞退するのが一番なのです。

ですからあくまでも返礼品は「一般の弔問客に対するお礼の品物」と考えるのが妥当です。

家族葬で香典辞退をする場合にはどうやって告知するのがいい?

家族葬であっても近親者・親族は香典を持参するのが一般的ですから、あえてそのことを伝える必要はないでしょう。

もしも近親者・親族からの香典も辞退するのであれば、訃報連絡をする際にその旨を伝える必要があります。

 

職場関係に伝える場合はストレートに辞退を申し出るのがいい

お葬式のために仕事を休むのであれば、やはり休みの理由をきちんと説明する必要があります。

職場の上司にまずは報告をすることになりますが、その際には「この度は家族葬にて執り行いますので、葬儀・告別式は非公開とさせていただきます」といえば弔問・香典を辞退するという意味でとらえてもらうことが出来ます。

 

友人・知人に伝える場合もストレートに辞退を申し出るのがいい

家族葬は「一般会葬者のいないお葬式」という認識が強いですから、訃報連絡をする際に「今回は家族の意向で家族葬として執り行うことにしました」といえば、それだけで弔問・香典の辞退と解釈してもらうことが出来ます。

 

ただしこの言葉だけでは不安がある場合は、はっきりと香典を辞退するということを伝えるのが一番です。

言葉の解釈に幅がある表現だと、どうしても家族の意思が伝わりません。

その場合は「お香典につきましては故人の遺志を尊重し固辞いたします」と伝えるのも一つの方法です。

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葬儀社に供花・弔電を辞退することを伝えておくのも1つの方法

香典辞退となった場合、弔問客としてはその代りになるもので弔意を表したいと考えます。

香典の代わりとして代表的なのが、供花と弔電です。

供花・弔電はお葬式の式場届けとするのが一般的なので、問い合わせをする場合にはお葬式を担当する葬儀社に連絡します。

 

ですから葬儀担当者にあらかじめ「供花・弔電を辞退することを告知してほしい」とお願いしておくことも有効です。

そうすれば問い合わせがあった場合に、「ご家族の意向でこの度は供花・弔電はご辞退願いたいとの申し出があります」と相手に伝えてくれます。

 

その案内があってもどうしても贈りたいという場合は、素直に受け取るのが一番です。

頑なに辞退を申し出ると、善意で贈ろうとしている相手に対して失礼になります。

それよりは「いただいた厚意をありがたく受け取らせていただきます」と丁寧に対応すれば、事を荒立てることなく収まります。

 

受付に「香典辞退」の案内看板を準備してもらう

訃報連絡で直接香典辞退を伝えた人だけが弔問に訪れるわけではありません。

人づてに訃報を知り駆けつける人もいます。

この場合は「香典辞退」が伝わっていませんので、香典を準備しています。

ですから何も知らせずにいれば、相手に対して口頭で辞退することを伝えなければいけません。

 

やはり面と向かって辞退をすると申し出るのは心苦しいですから、受付入り口に香典を辞退する旨を書き出した文章を張り出してもらいましょう。

葬儀社に申し出れば、すぐに準備してくれます。

電話で供花や弔電を贈りたいと申し出があった場合はどうする?

訃報連絡をした際に相手から供花や弔電を贈りたいと申し出があった場合は、その場で「この度は家族葬ということなので供花・弔電も固辞させていただいております」「お気持ちだけありがたく受け取らせていただきますので、どうぞお気になさらずご弔問ください」などと伝えると良いでしょう。

 

あくまでも供花や弔電は善意ですから、そのことに対する感謝の気持ちは伝えるべきです。

でもあやふやな表現で辞退を申し出ても、相手がどのように受け取るかわかりません。

ですからきちんと辞退を申し出るのであれば、ストレートにそのことを相手に伝えるようにするのが一番です。

まとめ

香典辞退に関しては、地域によっても受け止め方が違います。

関西圏は「香典辞退」に対して肯定的な意見が多いですが、関東圏は「香典辞退」に否定的な意見が多いです。

どのような事情があって辞退をするにしても、地域性にも配慮して決めることが大切です。

 

また受け取った香典や供花などは、後日改めてお礼をするのがマナーです。

お返しの品物を準備することも大切ですが、ごく親しい友人などであればとりあえずお礼の電話を入れておきましょう。

たかが電話1本と思うかもしれませんが、忙しい合間を縫って電話をかけていることが分かっているからこそ相手に感謝の気持ちがストレートに伝わります。

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