家族葬に友人が参列しても大丈夫!?判断する目安はあるの!?

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日ごろから親しくしていた友人の訃報を聞いた場合、今すぐにでも駆けつけて対面したいと思う気持ちもわかります。

でもその際に「今回は家族葬で行うことになりました」と遺族側から申し出があった場合、どのように判断すればよいのか戸惑うのでは?

たしかに家族葬の場合は、どこまでの範囲が参列のポイントになるのかということが大きな問題になります。

では訃報連絡を受けたものの「家族葬で行う」といわれた場合に友人は、参列しても良いのでしょうか!?

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家族葬に友人として参列できる目安は!?

家族葬は「家族」という言葉が付いているために、「家族以外の弔問」に対してどのように判断してよいのかという点があいまいです。

実際に家族葬でお葬式をしている遺族であっても、その範囲をどのように判断するべきかはっきりとはわかっていません。

 

打ち合わせの現場では「小さいお葬式」を希望する家族が「家族葬」を使う

お葬式の打ち合わせをする場合、「どのようなお葬式をしたいのか?」という希望を葬儀社は確認します。

最近の傾向では、この質問に対する遺族の回答の中に「家族葬で行いたい」という希望が半数近くあります。

 

「この言葉をどのように解釈するのか」は、担当者側と遺族側とのすり合わせによって変わってきますが、言葉の通りに「家族だけで行いたい」というケースはほとんどありません。

本当に家族だけで行いたいという場合は、「家族だけの密葬でお願いしたい」という表現をします。

 

では一般的に「家族葬で行いたい」と希望する遺族はどのようなお葬式をイメージしているかというと、「規模の小さなお葬式」「費用を抑えたお葬式」をイメージしています。

つまり遺族の中で家族葬は「小さなお葬式」のことを意味していて、あくまでも家族を中心としたコンパクトなお葬式をイメージしています。

 

小さなお葬式を「家族葬」と呼ぶようになった理由は?

そもそも家族葬という言葉自体、それほど昔からあったものではありません。

20年ほど前から少しずつ使われるようになってきた言葉で、それ以前は「一般的なお葬式」の中に分類されていました。

 

当時の一般的なお葬式の範囲は広く、お葬式に参列する人の人数にも幅がありました。

これに対して葬儀・告別式をしないお葬式は「密葬」と呼ばれることが多く、「一般的なお葬式とは異なるスタイル」として認識していました。

ただ密葬は言葉に秘密を表す「密」が含まれているため、イメージがあまりよくありません。

でもこのころから人々の間でお葬式に対する考え方にも変化が見られるようになります。

 

規模が大きなお葬式となると故人と直接付き合いのない弔問客も多く、その対応をするのに精一杯になってしまいゆっくりと別れを惜しむ時間がなかったのです。

そのため家族葬という言葉が出来上がる前から、少しずつお葬式の規模も小さくなっていきます。

 

そんな時代の傾向に合わせるようにして登場したのが「家族葬」という言葉です。

「故人と直接付き合いのある人だけでゆっくりとお別れをすることが出来る」というのが家族葬のコンセプトになっており、密葬よりも言葉の印象も良い家族葬という言葉は一気に業界内に広がっていきます。

このような時代の背景もあって家族葬は「一般的なお葬式」から分離し、規模の小さなお葬式を求める家族の受け皿になっていきます。

故人と直接の付き合いがある場合は家族葬でも参列OK

故人と直接の付き合いがある場合は、家族葬であっても弔問がマナー違反になることはありません。

また故人の遺族と親しい付き合いをしている友人の場合も同じです。

ただしこの場合でも、判断の基準は「訃報連絡を直接受けているか」ということが関係します。

 

そもそも家族葬の場合、遺族は規模の小さなお葬式を求めています。

弔問客の数が増えれば、必然的に規模は大きくなります。

弔問客の対応は喪主・遺族の務めになりますから、人数が多くなればその分負担になります。

 

それでも訃報連絡を直接してくるという場合は、友人であっても家族同様の付き合いをしていることが前提にあります。

そのため友人であっても訃報連絡を受けた場合は、家族同様の対応をするのが望ましいです。

ポイントとしては、訃報連絡を直接受けた場合は参列しても大丈夫。

人伝に聞いた場合は付き合いの深さで判断するのが望ましいです。

 

人づてに訃報を聞いた場合は配慮が必要

故人と付き合いがある場合でも、人伝に訃報を知った場合は

①お葬式での弔問を辞退する 

②直接訃報連絡を受けた人に香典を預けて弔意を表す 

③供花・弔電などで弔意を表す

などの方法をとることがおすすめです。

 

また遺体との対面だけを行い式への参列は辞退するという方法もあります。

この場合も弔問に訪れる際には香典を持参します。

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家族葬で友人が参列すると嫌がられるケース

式中ずっと友人と話をしている

故人と直接付き合いがあるということは、家族としては「一緒に悲しんでくれる人」と思われています。

それにもかかわらず式中に友人と話で盛り上がっている様子を見ると、やはり不快に感じます。

 

長々と話しかけられる

喪主や遺族は弔問を受ける立場にいるのですが、それ以外にもやらなければいけないことがあります。

故人との思い出話をしたい気持ちはわかりますが、あくまでも葬儀の中心は家族及び近親者です。

できるだけ簡潔な会話を心がけておくことが遺族の負担を軽減することにもなります。

 

家族だけのお別れの時間にも図々しく入り込んでくる

家族だけで行うお葬式ではないといっても、やはり家族の別れの時間をゆっくりととりたいと思うからこそ遺族は家族葬を選んでいます。

特に最後のお別れの時には、家族及び近親者のみで行うのが理想です。

このような場面では、友人であるということを自覚し立ち合いには遠慮することが大事です。

 

葬儀の内容を否定する

お葬式のやり方には決まった方法などはありません。

もちろん式の流れなどはある程度決まっていますが、家族葬は規模の小さなお葬式だからこそ自分たちらしい演出や送り方をしたいと思うものです。

 

ですから一般的なお葬式と少し違っていたとしても、それは家族葬だからこそできることです。

そのことに対して否定的な意見を口にするのは、家族にとって更なる悲しみを増やすだけです。

あくまでも「遠くから見送らせていただく」という気持ちで参列することが大切です。

家族葬で友人が参列すると喜ばれること

葬儀の手伝いを申し出てくれる

家族葬といっても一般的なお葬式と内容はほぼ変わりません。

各係員も家族葬だから必要がないというわけでもありません。

ただ規模の小さなお葬式だからこそ、身内から係員を出すことが難しいこともあります。

このような場合に友人の方から率先して手伝いを申し出てくれると非常に助かります。

 

喪主を気遣ってくれる

喪主の友人の存在は、喪主にとって何よりも心の支えになります。

常に気を張った状態が続いている喪主にとって友人と接するわずかな時間は、何よりも励みになります。

特別なことをする必要はありませんが、その姿が見えるだけでほんの少しだけ心に元気が戻ってきます。

これは日ごろから付き合いのある友人だからこそできることです。

まとめ

家族葬で友人が参列するかしないかは、故人や喪主・遺族との付き合いの深さによって変わります。

もしも訃報連絡を直接受けたのであれば、時間の許す限り参列するようにしてあげましょう。

訃報を人づてに聞いた場合には、状況に応じて個別に判断をすることをお勧めします。

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