数珠のお手入れ方法や保管方法!長く使うためのポイントとは!?

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お葬式や法要などで欠かすことのできないお数珠。

社会人であれば一つはマナーとして持っておきたいアイテムの一つです。

ただ普段使いするものではないだけに、いざという時に取り出してみたら残念な状態になっていたということもあるのでは?

そこで今回は意外と知らないお数珠のお手入れ方法についてわかりやすく解説!

いざとなった時に取り出しても恥をかかないためのしまい方や、長く使い続けるためのお手入れ方法を紹介します。

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数珠のお手入れや保管方法!

・数珠のお手入れ方法

数珠のお手入れをするときには、優しく汚れを取るということが大事です。

ただ水や石鹸などを使って洗うことはできないため、基本は「汚れをふき取る」ということになります。

汚れをふき取るのにおすすめなのが、玉を傷つけない柔らかい布です。

皮脂汚れが染みついてしまった数珠の玉は輝きが鈍くなってしまいますので、見た目もみすぼらしく見えます。

このような場合は一つ一つの玉を丁寧に布で拭き掃除すると汚れが落ち輝きが戻ります。

 

・数珠の保管方法【房の取り扱い】

数珠の保管で一番問題になるのが「房の取り扱い」です。

房が曲がっていたり絡まっていると、いくら玉の素材が立派であっても見た目としては最悪です。

そのため基本的に数珠は数珠ケースに入れて保管します。

 

・数珠の保管方法【保管するときのワンポイント】

どんなに丁寧に取り扱っていたとしても、数珠の種類や保管状況によって虫にやられてしまうことがあります。

数珠ケースに入れるときには、一度房にくしを通し整えてから納めます。

このひと手間をすることによって、数珠の房がぼさぼさになることを防ぐことができます。

ちなみに虫食いの被害を避けるのに役立つのが「防虫剤」です。

 

防虫剤は数珠に直接影響を及ぼすことなく虫だけを寄せ付けないようにしてくれるので、数珠ケースに1つ入れておくだけで大切な数珠を守ることができます。

もちろん定期的に防虫剤を取り換えておけば、10年以上使い続けることもできます。

数珠のお手入れでありがちなトラブル

・数珠の房がぼさぼさになってしまった場合

房の部分に蒸気をあて、ぼさぼさになってしまった房をくしでときます。

ある程度房が整ったら数珠を干し、房が完全に乾くまで待ちます。

 

・数珠が切れそうな場合

「数珠のひもが切れると縁起が悪い」ともいわれます。

またお葬式や法要会場で紐が切れてしまうと、すべての玉を拾わないと修理することができなくなります。

ですから紐が切れそうになっていることに気が付いたら、仏具店で紐の交換をすることをおすすめします。

 

・何度も数珠が切れてしまう場合

普段から身に着けられる数珠ブレスレットが人気ですが、普段使いができるというだけに「何度も紐が切れてしまう」という人もいるようです。

この場合の原因として考えられるのは、

①玉の重さを紐が耐えられていない 

②紐が切れやすいなどがあります。

 

玉の重さが原因で紐が切れやすい場合は、玉の素材を変えてみることで解決することもあります。

また「ワイヤーを入れて仕上げる」という方法もあります。

いずれの場合も数珠を取り扱っている仏具店などで対応してくれますので、早めに相談してみてください。

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数珠の基礎知識!

数珠は仏教では大切な仏具の一つです。

本来は宗派によっても数珠の形には違いがあり、こうしたものは「本式数珠」と言われています。

ただし一般的には宗派を問わず使うことができる「略式数珠」を持つことのほうが多いです。

 

・略式数珠って!?

略式数珠というのは、日蓮宗を除いたすべての宗派に対応しているお数珠のことを言います。

本式数珠が「二連数珠」と呼ばれるものに対して略式数珠は、玉の数も少なくサイズも小さいことから「一連数珠」または「片手数珠」ともいわれます。

略式数珠といっても、お数珠の場合は使われる玉の素材によって値段に違いがあるのが特徴です。

また玉の数も略式数珠の場合には様々あり、手の大きさや好みによって自由に選ぶことができるのが特徴です。

 

・数珠には男性用・女性用がある

お数珠には、「男性用」「女性用」の2種類があります。

この2つは大きさに違いがあります。男性用の玉のほうが女性用よりも大きいのが特徴で、数珠全体の大きさにも男性用のほうが大きいです。

ちなみに「男性が女性用の数珠を持つこと」「女性が男性用の数珠を持つこと」はマナー違反とみなされることが多いです。

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・数珠は数珠ケースに収納するのが基本

数珠はお葬式の必須アイテムというだけでなく、様々な邪気から身を守ってくれるお守りという意味もあります。そのため数珠を貸し借りはタブー。

つまり「持ち主以外が使うことは許されていない」というのが数珠なのです。

そうなるとお葬式や法事に参加することが多い人の使用頻度は高いですが、ほとんどそういった場面と縁がない若い人にとっては「持っていてもほとんど使うことがない」という人のほうが圧倒的に多いはずです。

 

このような場合、「数珠は数珠ケースに入れておく」ということを徹底しておくことが大事です。

数珠を販売している仏具店などに行けば数珠ケースもセットで販売しています。

そのため使わないときは数珠ケースにきちんとしまって保管するということが大事です。

数珠のブレスレットはお葬式の時にも使える!?

パワーストーン人気のせいもあり、普段から数珠ブレスレットを身に着けている人が増えてきています。

確かに色鮮やかなパワーストーンの数珠ブレスレットをしていると、「運気が上がってきた気がする」「見えない力に守られている安心感がある」などの効果があるようです。

 

ただ残念ながら数珠ブレスレットは「アクセサリー」という意味が強いです。

普段身に着けることについては特に問題がないのですが、正式な数珠としては認識されません。

ですからお葬式や法要の際に数珠の代わりとして身に着けることはマナー違反となります。

 

・「とりあえず準備する」であれば略式数珠がおすすめ

「お葬式や法要の時に恥をかかないためにとりあえず数珠を準備する」というのであれば、略式数珠がおすすめです。

玉の種類や色のバリエーションが豊かなので、自分好みの数珠を選ぶことができるのが一番のメリットです。

また値段が安いということも、略式数珠のメリットです。

 

略式数珠の場合は100円ショップでも販売しています。

もちろん100円ショップで購入した略式数珠をお葬式や法要で使ったとしてもマナー違反ではありません。

ただ見劣りすることは間違いないので、ある程度の年齢になったらきちんとしたお数珠をもつようにした方がよいでしょう。

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略式数珠の値段の相場としては2000~3000円となります。

もちろん玉の種類や素材にこだわれば、略式数珠であったとしても数万円となるものもあります。

ただこうしたものは縁起物として購入する人が多いので、あまり一般的ではありません。

 

「自分に合った数珠を長く使いたい」というのであれば、5千円から1万円を目安に探してみるとよいものに出会えます。

中には数珠ケースとセットになっているものもあるので、予算や用途に合わせて数珠を選ぶとよいでしょう。

まとめ

数珠は何度も買い替えるというものではありません。

そのため購入した数珠を大事に使い続けるということ大切です。

ただ玉の素材によってはこまめに手入れをしないと傷んでしまうものもあります。

お手入れの基本さえわかれば誰でも簡単にお手入れはできますので、皆さんも一度試してみてくださいね。

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