シングルマザーの終活!私が死んだとき子供の生活はどうなるの!?

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シングルマザーの場合、「もしも私に何かあったら、子供達の生活はどうなる?」という不安は常にありますよね?

そうはいってもシングルマザーの場合、子育てをするだけでも大変です。

子供の成長と共に教育費もどんどんかかってきますし、大学進学を考えているのであればそのお金も準備しておかなければいけません。

そのため頑張って働いても、ほとんどが「子どものためのお金」としてすぐに消えてしまいます。

でもだからといってあなたがもしも病気になってしまったら、子どものためのお金だけでなくあなたの治療費もかかります。

さらにもしもあなた自身が死んでしまったならどうなるでしょう?

「残される子どもの生活や将来のお金はどうなるのか」と考えるだけでも不安でいっぱいになるはずです。

そこで今回は、シングルマザーのあなたに今からでも知っておいてほしい「シングルマザーの終活ポイント」を紹介します。

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シングルマザーは遺族年金についてどれだけ知っているかがポイント

シングルマザーといっても色々な人がいます。

お金に困らないほどの収入を得ている人もいるでしょうし、いざとなった時に両親やきょうだいから金銭的なサポートを受けることが出来る人もいるでしょう。

あなたがこのタイプのシングルマザーであれば、今のうちから終活に取り組む必要はほとんどありません。

あなたが死んだとしてもそのせいで子どもたちが路頭に迷うことはないでしょうし、いざとなった時もあなたの家族やきょうだい、親族たちに支えられながら成長していくことになるでしょう。

 

でも問題は「あなたの周りに頼れる人がいない場合」です。

この場合、シングルマザーであるあなたは母でありながらも「一家の大黒柱」です。

そんなあなたが突然この世を去れば、残される子どもたちの生活を守るのは誰でしょう?

 

シングルマザーといっても「あなたに何かあった時に子供たちを守ってくれる人がいるのか」ということが大きなポイントになるのです。

でもそのためだけに再婚を考えるのはちょっと変ですよね?

それならば一刻も早く「シングルマザーの終活」を始めていきましょう。

 

気持ちの整理のためにあえて「一刻も早く」と付け加えたわけではありません。

あなたの働き方次第で、死んだ後に子供たちが受け取ることが出来る遺族年金の金額にも関係してくるからなのです。

 

・遺族年金は子どものためにあなたが残すことが出来るお金です

あなたは「遺族年金」という言葉を聞いたことはありますか?

「年金」というお「老後に受け取るお金」というイメージしかないかもしれませんが、年金にもいろいろな種類があり「遺族が受け取ることが出来る年金」もあるのです。

それが遺族年金です。

 

遺族年金というのは、あなたが死んだ後に残される子どもが受け取る年金のことを言います。

そもそも一家の大黒柱でありシングルマザーとして頑張るあなたにとっての一番の願いは、「子供たちが無事に成人するまで生活できること」ですよね?

ただどんなに頑張って働いたとしても、「死」だけはいつあなたの身に降りかかってくるかわかりません。

病気になってしまうかもしれませんし、何の予兆もなく突然死んでしまうかもしれません。

不慮の事故あってしまうかもしれませんし、事件に巻き込まれて死んでしまうかもしれません。

ですから「今が元気だから」とか「病気を考える年齢ではないから」なんて言っている場合ではないのです。

 

では「遺族年金は子どもたちの生活費になるのか?」という点が気になりませんか?

これはもちろん「生活費になる」です。

遺族年金は、シングルマザーであるあなたが死んだあと子どもが無事に18歳を迎えるまで毎年支給してもらうことが出来るお金なのです。

もちろんあなたが元気で老後を迎えることが出来れば、そのお金を受け取るのはあなたです。

ですからいざという時には子どものためにも役立ちますし、あなたの老後のためにもなります。

 

・遺族年金を子供がもらうためには受給資格の要件がある

あなたが年金を受け取る前に死んでしまったとき、あなたが受け取るはずの年金を子どもが受け取ることが出来るのが「遺族年金」です。

でも誰でも遺族年金をもらえるということではありません。

まずあなたが「国民年金」または「厚生年金」に加入していることが前提条件になります。

遺族年金と一言で言ってもあなたがどの年金に加入しているのかによって、支給される年金の種類が変わります。

 

たとえばあなたがパートやアルバイト・自営業だった場合、あなたは国民年金に加入しているはずです。

この場合は「遺族基礎年金」が対象になります。

 

これに対してあなたが公務員や会社員で厚生年金に加入している場合、あなたの子どもは「遺族厚生年金」を受け取ることが出来ます。

この2つは受給資格の対象者に条件が付いています。

それぞれ「子どもの人数」「子どもの年齢」が関係しますが、受給金額や期間は加入している年金によっても違います。

 

またそれ以上に大事なポイントが「保険料の納付期間」にあります。

遺族基礎年金の場合は、保険料納付済み期間が「加入期間の3分の2以上であること」が支給の条件です。

ただし保険料納付済み期間の中には「免除期間」も含まれます。

 

ですからあなたが国民年金の保険料が支払えないほど生活が苦しい場合でも、「免除申請」をすれば最大で全額免除を受けることが出来ます。

ただし免除申請をせずに放置していると、年金がもらえないだけでなくいざとなった時に子どもが遺族年金が支払われません。

 

遺族厚生年金にも支給要件がありますが、シングルマザーだと国民年金に加入しているケースが多いですのでここではあえて説明を省きます。

その代りあとでもう一度遺族厚生年金について触れますので、気になる場合はそちらを参考にしてくださいね。

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今どれだけの遺族年金が支給されるか至急チェックすべき!

シングルマザーとして子どもたちの生活を守ると決めたのなら、あなたに万一のことが起きた時のためのお金の準備をする必要があります。

遺族年金は確かに子どもの生活費として大切なお金になりますが、本当にそのお金だけで子どもたちの生活は守れるのでしょうか?

 

まずあなたがこれまで年金保険料をどれだけの期間納めているかが問題です。

給与から保険料が天引きされる厚生年金の場合はそれほど問題ではありません。

でも国民年金の場合は、送付された納付書を元に毎月きちんと保険料を納めていく必要があります。

ただシングルマザーとして子育てをしていると、決して経済的に楽だとは言えませんよね?

そうなるとつい滞納してしまうのが年金保険料です。

 

ただ支給されるために保険料の納付期間が加入期間の3分の2以上ないと、遺族基礎年金は支払われません。

減免・免除制度もありますが、申請をしなければ適応されません。

そのまま放置し続ければ「保険料未納」ということで遺族年金が支給されなくなります。

 

このようなことにならないためにも、まずは今のあなたの保険料納付状況を確認しましょう。

年金事務所に確認をすれば、あなたの保険料納付状況が分かります。

さらに年金事務所では、支払われる予定の年金額も確認できます。

これをチェックすれば、「私が死んだときに子どもが遺族年金を受け取れるのか」「子どもはどれだけのお金を受け取ることが出来るのか」が分かります。

 

その上で本当にそのお金だけで子どもたちがお金に困らずに生活できるのか、考えてみましょう。

もしも厳しいなと感じたら、生命保険に加入するのも良いでしょう。

加入年齢が若いほど月々の保険料は安く設定されますので、その分月々の負担は減ります。

また生命保険には、加入者が死亡した時に遺族に保険金が支給されるタイプがあります。

こうしたものも含めて考えていくこともシングルマザーの終活では大事なことです。

厚生年金に加入していれば子供が受け取れる遺族年金は2つになる

あなたが厚生年金に加入していると、子供達は遺族厚生年金を受け取ることが出来ます。

遺族厚生年金は保険料や納付期間によっても支払われる金額が違います。

そのかわり受給資格の対象者の範囲が広いのが特徴です。

 

子どもが受給する場合、基本的に18歳未満であることが受給要件に挙げられます。

でも18歳は高校卒業の年齢です。大学や専門学校に進学するのであれば、少なくとも20歳までは周囲の大人のサポートが必要になります。

でも遺族年金を子どもが受け取ることが出来るのは18歳未満。

つまり子どもが18歳になったなら、あなたの遺族年金を受け取ることはできなくなります。

 

ところが遺族厚生年金では、受給資格の対象者に親や兄弟姉妹も含まれています。

もちろん受給者には優先順位がつけられていますが、子どもがその対象から外れた場合でも両親やあなたのきょうだいが代わりに受け取ることが出来ます。

さらに遺族厚生年金は、遺族基礎年金と併せて受け取ることもできます。

2つの遺族年金が子どもたちに残すことが出来るのであれば、それはかなり大きな安心になると思いませんか?

 

ただ厚生年金は、アルバイトやパート従業員、自営業では加入することが出来ません。

基本的に会社員として正規雇用される必要があります。

つまり今のうちに働き方を考えなおすことも、シングルマザーの終活では大事なポイントになります。

まとめ

シングルマザーの場合は仕事・子育て・家事のすべてをこなさなければいけません。

でも一家の大黒柱でもあるのですから、あなたに何かがあったとしても子供たちの将来の生活を守るために準備をすることも必要です。

すべて一人で背負い過ぎて倒れてしまってはいけませんが、どこかで「いざという時のこと」も考える必要があります。

そのためにもまずは働き方も含めて考えてみてはいかがですか?

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